2015年7月にスタートした「大人のお仕事事情」。これまでに29人の方のお仕事ストーリーをうかがってきました。まだまだこれからも続きますが、ここでちょっと、今までを振り返ってみます。遠足でもおなじみの、編集長小路&ライター菅原コンビでお届けします!

仕事ってこんなに種類があるんだ!

私、自分が書いたものって、納品後はほぼ読まないんだけど、今日のために読み返してみたら面白かった(笑)。

いろんな職業があるんだなと思ったよ。小さい頃って「仕事」というと、会社員やピアノの先生、幼稚園の先生くらいしか思い浮かばなかったよね。自分の目に見えている仕事だけというか。でもその会社員の中にもいろんな職種がある。この連載でも改めてそれがよくわかったし、面白いなと思った。

そして会社員でも自営業でも、どの人も仕事に愛着とプライドをもっていたよね。同年代の人が多いんだけれど、特に印象的だったのは少し先輩の黒岩さん。何歳でも、挑戦するのに遅いっていうことはない、と言ってくださったのは、私にとって最高のエールだった。

あの言葉は本当に励みになったよね。美容の世界ではPRの第一人者だったけれど、ご自身のある経験から和菓子職人になられて。自分の身に起きたことをヒントに仕事をされているのがすごいなと思った。
小路

ブラウンシュガーファーストの荻野さんも、出産という経験がきっかけになって、安全、安心なものを子どもに食べさせたいという思いが起業につながっていたね。荻野さんが、自分はミニマムを知っている。10万円あれば心豊かに暮らせるのがわかっているから、会社の状況に振り回されないと。どんな状況でもやっていけるすべをもっているのがかっこいい。

小路

私も、子どもが入園して初めてそう思った。子どもはダイレクトにいろんなことが影響するから、その分大人はよりきめ細かくないとっていうのがあるね。


いろんなステージがあったとしても、細くても仕事を辞めないのは大事っていうのは、今まだ子どもが小さくてそんなにたくさん仕事ができない私には心強いメッセージだったな。美容師の大井さんもその後産休・育休をとっていて。数年後にまたインタビューしてみたいね。