日本国内のみならず、海外でも多くの飲食メディアに関わる滝口さん。ずっとバリバリ仕事をされてきたのかと思いきや、「仕事も生活も、両方充実させるために独立したんです」とのこと。きっかけは14年前の出産でした。現在子育て中のライター・菅原も興味津々でうかがったお話を、お届けします。
次につながる仕事をしたい
――滝口さんはGreenCreateという会社を経営されていて、編集プロダクション業からPRコンサルティング、飲食店の外国人集客サポートとさまざまな事業を手掛けていらっしゃいます。
今、メインは国内外の飲食案件のPRです。もともと私自身が大学時代に、旅行雑誌の飲食枠を編集していて、その後も飲食専門の出版社で編集記者をしていたこともあり、その分野が得意というのがあって。
現在PRのチームは全部で約11人。飲食店案件がメインですが、30~40代の女性中心のチームなので、お客様から「滝口さんのところはスタッフさんが女性だから、これもお願いできないか」と、化粧品や、女性向けの物販などのPRも一緒に依頼されることが増えてきています。
ありがたいことに、一切営業はしていないのですが口コミでいろいろとご依頼を受けることが多くて。ただ、仕事をたくさんやりたいというよりも、一つひとつ成功させて、お客様に満足いただけなければ次に続かないので、お引き受けするからにはそれが実現できるかをよく考えます。
――コンサルティングもなさっていますね。
そうです。特に今は、2020年の東京オリンピックを見越しての、外国人集客のコンサルティング依頼が急増しています。トリップアドバイザー(旅行に関する口コミサイト)への英語での登録やレビュー対応をはじめ、実際のお店で、たとえば利用可能なカードを入り口に表示することの大切さをお伝えしたり。ただこれは、2020年までのビジネスだと思うので、その後はまたなにか、違うことをしていく予定で別のこともあたためています。