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【ワークスタイル】「仕事も生活も最高!」な働き方 滝口智子さん((株)GreenCreate代表取締役) - 3

大人女子のおしごと事情

人の心を揺さぶる仕事がたしたい

――滝口さんは肩書としては企業の代表ですが、会社を大きくしようとか、どんどん営業して仕事をとってこよう、というタイプではないのですね。
そうですね。小さいころから人の心を揺さぶるような仕事がしたいなと思っていました。だからPRでキャッチコピーを書いたりするのが大好きなんです。ライター業も、文章を書きたいというより、文章を媒体として、それを読む人の心を揺さぶるようなことがしたいと思っていて。だから会社を急成長させるというのはなく、そういう仕事を一つひとつしていって、お客様に喜んでいただきたいというのが一番大きいです。その結果、経営も安定して無理なく成長する。

仕事で嬉しかった思い出ですか? 何か大きい案件でというよりは、日々いろんな部分で感じますね。たとえばお客様から「今日はありがとう」とか「滝口さん助けて」と言われたりすると、ああ自分を必要としてくださっていると嬉しくなります。

実は仕事の目標も、大企業のような壮大なものはあまり掲げていません。20代の独身とかであれば、大きな目標に向かって邁進することも可能かもしれませんが、子どもがいると子ども中心の生活で、熱が出れば看病を優先せざるを得ない。毎朝早く起きてお弁当と朝食をつくって、夕食の仕込みまでしてと、いろいろすることもある。そうすると大きな目標をたててもあまり意味がないなと気付くんです。それよりは今できる範囲のことを最高のパフォーマンスで成し遂げていく。そのほうが満足感があるんです。

「世界のベストレストラン50」の採点者でもある食ジャーナリストが北欧から来日。銀座の高級和食店を和服姿でアテンド。滝口さんは右端。

――今、仕事を続けるのが大変だったり、迷ったり悩んだりしている人へのアドバイスはありますか。
出産などで退職を考えてしまった場合でも、仕事は完全に辞めてしまわない方がいい。収入が減ってもいいから、細くても長く続けることが大事です。

私自身、出産後に体調を崩して、入退院を繰り返したのでやむを得ず1年間仕事を辞めていたことがあるのですが、たった1年で、特にPCスキルなどに関しては完全に“浦島太郎状態”になって。その時に、ああ、続けることは大事なんだと身に沁みました。

続けていくためには、人生の様々なステージで、その時々の生活に合わせて仕事の仕方は柔軟に変えていっていいと思います。心の中で「(昔に比べ)今の私って最高!」と満足できるように、自分をクリエイトし続けていきたいですね。

フリーライター菅原然子(すがわらのりこ)
大学で数学、大学院で教育社会学を専攻後、月刊『婦人之友』(婦人之友社)、月刊『教員養成セミナー』(時事通信出版局)等の記者・編集者を経て独立。
人物インタビューや教育関連記事を中心に、多分野の記事を書いています。
夫婦+コドモ2人(♀)の4人家族。
趣味はチェロを弾くこと。
動物と、文字と、音楽をこよなく愛するもの書きです。
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