今年最後のコラムでは、2017年映画マイ・ベスト3を紹介したいと思います。今年も昨年同様ぶっちぎりの一位はないのですが、鑑賞後に放心状態になった衝撃度で選んでみました。では僭越ながら、早速発表します!
今回は私の大好きなデザイナーふたりのドキュメンタリー映画を紹介したいと思います。『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』と、『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』です。両作品に共通して言えることは、派手なファッション映画ではなく、アーティストの人間性や仕事への情熱に迫った内容です。
大正浪漫少女漫画の金字塔であり我が青春漫画「はいからさんが通る」が、(原作者の)大和和紀先生画業50周年を記念して劇場版アニメが前後編二部作で公開されます。劇場版アニメになると知った3月、現代風タッチのビジュアルを観て不安を覚えた5月、そしてついに劇場版『はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』を観てきました。
久々にある邦画に衝撃を受けました! 今回紹介する、前篇157分、後篇147分の青春ボクシング映画『あゝ、荒野』が、今年もあと残すところあと約3カ月現在の私の今年の暫定1位の映画となりました。私の大好きなキーワードが並んでいたので、鼻息荒く観に行ったのですが、想像以上の内容で大興奮でした。
私は、女性ヒロインが活躍する映画が好きです。ララ・クロフト(『トゥームレイダー』)、アリス・アバーナシー(『バイオハザード』)、ザ・ブライド(『キル・ビル』)、ヒット・ガール(『キック・アス』)……。今回はそれらに勝るとも劣らないスーパーヒロイン映画『ワンダーウーマン』を紹介します。もう~痛快の一言に尽きます!
戦時中に起こった実話ベースのタイムサスペンス『ダンケルク』。クリストファー・ノーランが、3年ぶりにメガホンをとった新作をエディター國方麻紀さんがご紹介。
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『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)は観たことがあるけれどその続きは観てない方も大丈夫です! ジョニー演じる孤高の海賊ジャック・スパロウのキャラクターと夏気分にぴたっりのアクションアドベンチャー、そして単純明快でユーモア溢れるストーリーがあれば、楽しくないわけがありません。
“『ゼロ・グラビティ』のスタッフが放つ、呼吸すら忘れる緊迫の88分間!”
今回紹介する『ノー・エスケープ 自由への国境』には、こんなキャッチコピーが付けられています。シンプルなプロットを低予算で作っている本作は、キャッチコピー通りの手に汗握るスリリングな展開で、私はぐいぐいと引き込まれました。
数多くの名作ディズニー・アニメーションのなかで、1992年に日本で公開された『美女と野獣』が私は一番好きです。そんな大好きな『美女と野獣』が、エマ・ワトソン主演で満を持して実写化に! どのシーンもアニメーション版を忠実に再現していて、高校生のときに観た感動が再び蘇りました。
こんなB級超大作の傑作映画を待っていました! 迫力の怪獣バトルロワイヤル、ジャパン・カルチャーへのオマージュ、B級映画には欠かせない性格俳優サミュエル・L・ジャクソン&ジョン・C・ライリー、そして次期007の呼び声高いセクシー俳優トム・ヒドルストン。こんな好条件が揃った映画が面白くないわけがありません!
はい、間違いなく今年ナンバー1です! 現在32歳のデイミアン・チャゼル監督が、新作『ラ・ラ・ランド』でまたもやってくれました!! 本作もラストに驚愕のクライマックスが! もう涙が止まらず、前作同様、高揚した気持ちを誰かに伝えずにはいられなくなりました。
若くて美しくて天才肌の映画監督といえば、カナダ出身のグザヴィエ・ドラン。彼の最新作の仏映画『たかが世界の終わり』を、2017年最初に紹介したいと思います。作品ごとに進化しているドラン監督が辿り着いた、家族の愛の答えとは? 驚きのクライマックスを劇場で観届けてください!
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