CheRish読者のみなさん、花粉症大丈夫ですか?
3月に入り、花粉が一気に飛び出しましたね。
花粉症といえば、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻の症状がつらいですよね。
そんなつらい症状に良いといわれているのが「エルダーフラワー」というハーブです。
エルダーフラワーはハーブティーでももちろん美味しいのですが、イギリスの伝統的な飲み物であるハーブコーディアルにすることで、美味しいだけでなく、いろいろな使い方で楽しむことができます。
今回は、エルダーフラワーのハーブコーディアルの作り方と、美味しい楽しみ方をご紹介します。
コーディアルって何?
コーディアルとは、季節のハーブや果物をシロップに漬け込んだノンアルコールの濃縮ドリンクです。
主に、イギリスで古くから伝統的なドリンクとして楽しまれています。
コーディアルは、濃縮タイプのドリンクですので、水やお湯で割ったり、砂糖やシロップのようにお菓子やお料理にも使うことができます。
ノンアルコールなので、お子様やアルコールが苦手な方などにもおすすめです。
今回ご紹介するのは、鼻水やくしゃみなどの症状に良いといわれるエルダーフラワーのコーディアルです。花粉症の季節に特におすすめのハーブですので、今の季節にぴったりです。
ハーブコーディアルの作り方
ハーブコーディアルは、お家でとても簡単に作ることができます。最近では、市販のものもたくさん見かけるようになりました。もちろん市販のものを買うのも良いのですが、自分で作るコーディアルは、使うハーブを自分の体質に合わせて選ぶことができ、甘さも自分好みに調節できます。
ハーブはフレッシュのものでもドライのものでもどちらでも作ることができます。フレッシュハーブを使う場合は、ドライハーブの倍の量を使うようにしてください。
材料
- ハーブ(ドライのエルダーフラワー)…30g
- 水…700mL
- 砂糖…150g
- レモン果汁…1個分
作り方
- 熱湯400mLの中にハーブ30gを入れ、そのまま5分抽出し、ハーブを取り出します(濃いハーブティーを作る)
※ハーブを入れて煮出す方法もありますが、渋みや苦味が出ることがあります。 - ①の抽出液に砂糖を入れて溶かし、水300mLを加えます
- ②を火にかけて、弱火で煮詰めていきます。液の量が半分ぐらいになったら火をとめます
- 最後にレモン果汁を加えたら出来上がり
出来上がったコーディアルは、熱湯で煮沸もしくはアルコール消毒した密閉容器に入れて、冷蔵庫で保管してください。およそ1~2ヶ月保存可能です。
砂糖の量は、適宜調整してください。砂糖の量を増やすと保存期間が長くなり、少ないと短くなります。
白砂糖の代わりに、てんさい糖、きび砂糖、はちみつ、アガベシロップなどもおすすめです。今回は、きび砂糖で作っています。
ハーブコーディアルのおすすめの使い方
水や炭酸水で割る
水や炭酸水、お湯で7~10倍に希釈して飲むのがおすすめ。特に夏場は炭酸割りが美味しいですよ。ミントをトッピングすると、さわやかさがアップします。冬の季節はお湯割りでどうぞ。
紅茶やハーブティーにお砂糖代わりに
紅茶やお好きなハーブティーに、お砂糖の代わりに使ってみてください。
パンケーキやヨーグルト、料理に
ハチミツやメープルシロップ感覚で、パンケーキやヨーグルト、お菓子作りにも。
もちろんお料理にも使うことができます。
コーディアルにおすすめのハーブ
エルダーフラワー
花粉症の鼻の症状や、風邪の症状に。さわやかなエルダーフラワーの風味が、とても飲みやすくて美味しいです。スギだけでなくヒノキ、イネ、ブタクサなど、花粉は1年中飛んでいますので、冷蔵庫に常備しておくと安心です。
ネトル
ネトルは、体質の改善に働きかけ、アレルギーの緩和に良いハーブです。ネトルとエルダーフラワーのブレンドは、花粉症の季節の「春季療法」としてドイツで使われています。
エキナセア
免疫力を高めるハーブとして知られているエキナセア。冬の季節にはエキナセアのハーブコーディアルを常備しておくと良いですね。ハチミツやレモンとの相性がバッチリです。
ローズ
リラックス効果や不安をやわらげるローズ。芳醇な香りがたまらないローズコーディアルは、お菓子やヨーグルトと合わせるのがおすすめです。
ジンジャー
からだを温め、風邪予防や冷え性に良いジンジャー。エキナセアやハチミツとの組み合わせがおすすめ。
好きなハーブを組み合わせたり、フレッシュハーブや果物をプラスしても美味しいですよ。ハーブティーが苦手という方にも、コーディアルはおすすめのドリンクです。ぜひ一度お試しくださいね。