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私のごきげんな毎日

2017年映画マイ・ベスト3

シネマキアート

今年最後のコラムでは、2017年映画マイ・ベスト3を紹介したいと思います。今年も昨年同様ぶっちぎりの一位はないのですが、鑑賞後に放心状態になった衝撃度で選んでみました。では僭越ながら、早速発表します!

第1位『あゝ、荒野』

寺山修司原作、菅田将暉×ヤン・イクチュンW主演のボクシング映画『あゝ、荒野』がそのまま今年の一位となりました。後にも先にも個人的にこれ以上の衝撃がありませんでした。早速、報知映画賞や日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞で作品賞や主演男優賞を受賞しています。これが評価されないなら、一体何がされるのか? これからの賞レースが楽しみです。

第2位『ラ・ラ・ランド』

エンディングで賛否両論あった作品ですが、私は大好きです。「劇場で映画を観るって素晴らしい!」と思った映画ナンバーワンです。『ブレードランナー2049』のライアン・ゴズリングも良かったですが、『ラ・ラ・ランド』のラストのライアンの笑顔にキュン死にしました。

第3位『ワンダーウーマン』

多くのアメコミヒーローの中で今年一番ワンダーウーマンが輝いていたように思います。続く『ジャスティス・リーグ』でもワンダーウーマンのシーンはユーモアがあって、スタイリッシュでした。続編の『ワンダーウーマン2(仮題)』(2019年12月全米公開予定)も楽しみなのですが、一度はガル・ギャドットが引き続きワンダーウーマンを演じると報道されたものの、未だ契約書にサインしていないようで……。ガルが続投することを祈って!

この他にもコラムで紹介しきれなかった、NASAを支えた知られざるヒロインたちの実話サクセス・ストーリー『ドリーム』や、高速鉄道車内で発生した謎のウィルスの恐怖を描く韓国産ゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』も腰がぬけるほど本当に素晴らしかったです! ただ、取材の出来事も含めたトータルのランキングだと、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が、やっぱりダントツ一位ですけどね(笑)。

さて、2018年も期待の映画満載です。
まずは、ジョージ・クルーニー主演の『オーシャンズ』シリーズのスピンオフの女性版犯罪ドリームチーム『オーシャンズ8』(2018年8月公開予定)。ジョージが演じたダニー・オーシャンの妹、デビー・オーシャン役としてサンドラ・ブロックが出演するほか、ケイト・ブランシェットやアン・ハサウェイ、リアーナなど豪華女優が名を連ねます。果たしてジョージのカメオ出演はあるのでしょうか……(期待!)。ジョージ関連では彼が監督を務め、ジョエル&イーサン・コーエン脚本、マット・デイモン主演のサスペンス『サバービコン(原題)』(2018年春公開予定)も楽しみです。

あとは監督斬りだと、ソフィア・コッポラ監督最新作で本年度カンヌ国際映画祭監督賞受賞した『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(2018年2月23日公開予定)や、ウェス・アンダーソン監督最新作で日本が舞台のストップモーションアニメ『犬ヶ島』(2018年春以降)、続編斬りだと来年で誕生から25周年となる「ジュラシックパーク」シリーズの『ジュラシック・ワールド』続編『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年7月公開予定)や、2016年のマイ・ベスト映画3位だった『デッドプール』続編『デッドプール2(仮題)』(2018年6月公開予定)などなど、本当に楽しみです!

来年も素晴らしい映画との出会いがありますように!

フリーランス エディター・ライター國方 麻紀(くにかたまき)
香川・丸亀出身、東京・吉祥寺在住のエディター・ライター。
女性誌『ELLE JAPON』『VOGUE JAPAN』のウェブエディター、ウェブサイト「GLAM」「tend」「BRASH」統括編集長を経て、現在はフリーランスに。好きな映画のジャンルは、バイオレンスや時代劇、B級など。
「このコラムを読んで普段観ないようなジャンルの映画にも興味を持ってもらえたらうれしいです!」
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