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私のごきげんな毎日

美女と野獣

シネマキアート

数多くの名作ディズニー・アニメーションのなかで、1992年に日本で公開された『美女と野獣』が私は一番好きです。高校生のときに地元の映画館で観たのですが、ストーリー、音楽、映像のどれをとっても素晴らしく、何度観てもうっとりしてしまいます。そんな大好きな『美女と野獣』が、エマ・ワトソン主演で満を持して実写化に! 鼻息荒く映画を拝見しましたが、エマ扮するベルが颯爽と登場する冒頭のシーン、シャンデリアの下で黄色いドレスのベルと野獣がダンスするシーンなど、どのシーンもアニメーション版を忠実に再現していて、高校生のときに観た感動が再び蘇りました。

美女と野獣ダンスシーン

ストーリーは言わずもがな。魔女の呪いによって野獣の姿に変えられた王子。呪いを解くカギは、魔法のバラの花びらがすべて散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること。だが、野獣の姿になった彼を愛する者などいるはずがなく、心を閉ざして暮らしている彼の前に現れたのは、聡明で美しいベルだった。その出会いは王子の運命を変えることができるのか?

『美女と野獣』の実写化といえば、2014年公開のレア・セドゥ主演版が記憶に新しいですが、こちらはディズニー・アニメーションよりも原作小説に沿って作られていました。レアも美しかったのですが、エマほどベル役にぴったりの女優を他に思いつきません。『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で知られるエマですが、3年前に米名門ブラウン大学を卒業し、現在27歳の彼女は美しく聡明な大人の女性に。そんなエマ、実は大ヒット中の映画『ラ・ラ・ランド』の当初のヒロイン候補だったそう。でも『美女と野獣』に集中したいという理由でオファーを断ったとか。それほど本作にかける想いが強かったようですね。

また共演陣にも実力派スターが集結。野獣役に英人気ドラマ「ダウントン・アビー」シリーズのダン・スティーヴンス、ベルに恋する横暴なガストン役にルーク・エヴァンス、呪いで燭台に変えられたルミエール役にユアン・マクレガー、ティーポットとなった世話好きなポット夫人役にエマ・トンプソン、置き時計となったコグスワース役にイアン・マッケランと、豪華な面々が脇を固めています。

真実の愛の物語と煌びやかな映像美、そして実力派俳優たちが生み出す臨場感。『美女と野獣』が好きではない女性っているのでしょうか?……いや、100%気に入るはず! 映画館でこの世界観に陶酔して。

美女と野獣
4月21日(金)全国ロードショー
(C) 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

フリーランス エディター・ライター國方 麻紀(くにかたまき)
香川・丸亀出身、東京・吉祥寺在住のエディター・ライター。
女性誌『ELLE JAPON』『VOGUE JAPAN』のウェブエディター、ウェブサイト「GLAM」「tend」「BRASH」統括編集長を経て、現在はフリーランスに。好きな映画のジャンルは、バイオレンスや時代劇、B級など。
「このコラムを読んで普段観ないようなジャンルの映画にも興味を持ってもらえたらうれしいです!」
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