デパートでひときわ華やかな雰囲気の化粧品売り場。各メーカーの美容部員さんたちが美しい笑顔で接客をしている様子は、壮観でもあります。アユーラパートナーのサイトウナホさんもその一人。「お客様に必要とされる存在を目指しています」というサイトウさんに、お仕事についてうかがいました。
肌は、心と体の鏡
――何時頃からお化粧に興味をもたれていたのですか。
小学校高学年くらいからでしょうか。お小遣いの中で買えるような、マニキュアやアイシャドウなど、ちょっとした化粧品を買っては、ためしていました。中学時代も雑誌を見たりして、自分なりに考えてお化粧したりもしていました。
――その興味はずっと継続されて、就職では化粧品メーカーを選ばれたのですか。
そうです。いくつか気になるブランドを調べたのですが、中でもアユーラのコンセプトに興味を持ちました。ボディケア商品などの開発の根本には「肌悩みを肌だけではなく、体調や心の鏡としてとらえる」という考えがあり、そこに惹かれました。
――東洋医学の考え方が生かされているとききます。
はい。たとえば乾燥肌などの、肌の状態を改善するために直接働きかけもしますが、そこにプラスして、肌悩み自体が生じにくい状態に導いていくというコンセプトで商品は作られています。
女性は仕事や家庭など、普段とても忙しく、そうした状況でストレスがたまると肌に影響が出やすくなります。弊社ではそうした女性たちの五感にはたらきかけてリラックスできるような、そして肌にもよい働きかけができるような商品を開発しています。たとえばボディソープであればその香りや泡の感触がホッとできるようなものになっており、また、商品によっては、容器もプラスティックではなく、ガラスを使うことで、手に取った時にひんやりとした気持ちよさを感じられるように工夫しています。そうした、さまざまな角度からのリラクゼーション効果でストレスを軽減し、その効果でお肌の調子もよくなるように、と考えているのです。