琉白というオーガニックコスメのブランド・マネージャーをされているアベさん。琉白の商品は、エコサートという国際有機認定機関の認証を得ており、かなり厳しいオーガニックの基準をクリアしています。そうした申請作業もさることながら、商品の企画、検討、試作、販売などすべての行程にかかわるアベさんに、会社やお仕事についてうかがいました。
すみずみまで担当できる面白さ
――マネージャーというと、具体的にどのようなお仕事をされているのですか?
弊社ではスキンケア商品を中心に企画から販売までをしていますが、私はその中で、沖縄の月桃というハーブを使って作られた琉白というブランドの商品を担当しています。たとえば化粧品であれば、企画からレシピづくり、製造工場の方と打ち合わせや試作品のテスト、容器や紙箱などパッケージのデザインや素材を外部の方と打ち合わせて決め、エコサート認証の申請をして、発売前にはPRの打ち合わせも。また、既存の商品は主にネット通販で販売しているので、その管理です。メールや電話での受注対応は専門の方にお任せしていますが、その方たちからの顧客対応に関する質問に答えるといった業務もあります。
――ありとあらゆる過程にかかわっていらっしゃるのですね。琉白は2012年にたちあがったブランドですが、その前はどのようなお仕事をされていたのですか。
私は、この会社に2007年に新卒で入社しました。もともと大学で生活環境学という、人の衣食住や睡眠が、生活に与える影響について学んでいたこともあり、女性の生活、暮らしに関係する仕事がしたいと思っていました。また、私は青森出身なのですが、将来地元に帰ったとしても、自身で仕事をつくりだせる女性になりたい!という思いから、ベンチャー企業を選びました。入社後は、カラーコンタクトの製造販売や、カラコンユーザー世代向けのコスメを担当していました。
2011年頃、社長の杉田が、自分の奥さんが忙しい仕事のために肌の調子が悪く、それをなんとかしてあげたい、との思いからスキンケア商品の開発を始めました。それが後に琉白となります。できるだけ自然に近い材料で女性に使い心地のよい、なおかつ肌をいい状態に保てるものを、との思いから、エコサート認証を受けてオーガニックコスメとして販売を目指しました。
私はもともオーガニックなどに興味があり、なおかつ化粧品の担当もしていたので、琉白のブランド立ち上げに配属していただけたようです。