お客様の日常生活につながる仕事
――ブランドの立ち上げ過程で、何が一番大変でしたか?
そうですね、エコサート認証の申請が大変でした。この認証を受けるには、まず原料となる月桃が完全な有機栽培でなくてはいけないのですが、地元沖縄では家庭の庭に普通にはえているような植物なので、畑の土から有機で栽培している農家を探すのにまず苦労しました。そして次は、製造工場を探すこと。かなり厳しい基準があるため、それに対応してくださる工場がなかなかなかったのです。
それでもなんとか農家や工場を探して決め、申請となるのですが、エコサート認証団体がフランスにあるんですね。ヨーロッパの方のビジネスは、日本のテンポと少し違うので、ハラハラしました。認証されないと商品が発売できないため、いつ発売できるのかが読めないことが、きつかったですね。ですから、無事認証がおりて発売できたときは本当にホッとしました。
――なるほど。国が違うと文化の違いもありますし、大変なのですね。そうして苦労されて発売にこぎつけた琉白の商品ですが、今のお仕事のやりがいはどのようなところにありますか。
通信販売という形が面白く、お客様から直接フィードバックがいただけるのでやりがいを感じています。発売当初から4年近く、ずっと使い続けてくださっているお客様から「一生使いたいと思っている」という言葉をいただくと、逆に私ももっと頑張らなくては、と思います。
また、スキンケアのためにお届けしている商品ですが、アンケートなどでは「生活が楽しくなった」「外出したいと思えるようになった」「おしゃれに興味が向くようになった」など、肌のその先の、生活にまで影響を及ぼせていると知って、本当にうれしくなったと同時に責任を感じます。