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私のごきげんな毎日

【レシピ】暑い夏にはガスパチョでスタミナ補給を!

足立洋子の体がよろこぶおいしいご飯

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暦の上では明日は立秋ですが、いよいよ盛夏本番と言う感じですね。何をしても暑い夏にせめて、おいしくて、かんたんで、すっきりしたものを・・・と考えました。
トマトを主体にして生の野菜で作るスペイン・アンダルシア地方の冷たいスープ「ガスパチョ」です。
キリリと冷やしてスタミナ補給を!!そしてトマトにはすごい効果が・・・

ガスパチョ

材料と分量(2人分)
完熟トマト 2個
きゅうり 1本
セロリ 約2cm
玉ねぎ みじん切りにして小さじ1
ピーマン 小1個
にんにく 1片
 少々
レモン汁 大さじ1
オリーブオイル 少々
適宜
タバスコ お好みで
作り方
1.トマトは種を取って目の粗いおろし器ですりおろし、きゅうり、セロリもすりおろす
2.玉ねぎ、ピーマン・にんにくを極細かいみじん切りにして①に入れる
3.塩味をととのえて冷蔵庫で冷やし、食卓に出す直前にレモン汁、オリーブオイルを入れる。氷を浮かせ、タバスコを入れるとさらに、キリっとした味わいに

すごすぎるトマトの効果 Ⅰ

①しわ予防

トマトには、肌のアンチエイジングを妨げる原因の一つになる紫外線を予防する働きがあります。
それは、トマトの赤い色素成分のリコピンのおかげ。リコピンの抗酸化作用によって、美白作用だけではなく、肌のシワやたるみなどを予防する効果が期待できるそうです。

②脂肪燃焼効果

トマトに含まれる物質に中性脂肪の値を下げる働きがある事を発見!
脂肪酸に似た物質が、肝臓で脂肪を燃焼させる役目を担うタンパク質の働きを助けます。

③悪酔い防止

トマトジュース(缶3本・約160ml×3本)とアルコール(焼酎甲類・ストレート約100ml)を同時に摂取すると、トマトジュースを飲んでいない場合と比較して、血中のアルコール濃度や体内に留まる量が平均で約3割減少し、体内からのアルコール消失も50分早まることが研究で確認されました。

トマトに多く含まれるリコピンとはカロテノイドの一種で、トマトやスイカ,ピンクグレープフルーツなどに含まれる脂溶性の赤色の色素です。
カロテノイドは活性酸素を消す抗酸化力が強いのが特徴です。代表的な物としてはαカロテンやβカロテン,ルティン,リコピンなど。その中でもリコピンは抗酸化力が強いのが特徴で、βカロテンの2倍、ビタミンEの100倍の抗酸化力を持ちます。

リコピンの効果・効能は強力な抗酸化力から得られ、血糖値を下げる,動脈硬化の予防,ガンを予防,喘息の改善,美白効果,ダイエット効果などがあると言われています。リコピンは脂溶性のため生のトマトを単独で食べるより、サラダにしてドレッシングをかけたり、ガスパチョのようにオリーブオイルを加えて調理することで吸収率が良くなります。

料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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