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私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

【ワークスタイル】今できる形で、医師として働き続ける 水谷治子さん(水谷皮フ科クリニック院長) - 3

大人女子のおしごと事情

生活に一歩踏み込む診察


――その間開業の準備もされていたのですか?
パート勤務をしているときに、自分の所属する場所がないことの不安や、あとはどの病院にも週1日しか行けないので「この患者さん、明日も来てもらったほうがいいけれど、明日はこの病院の皮膚科があいていないし」と、もどかしく思うこともあり、いつかはクリニックを開業できればと思っていました。でも開業となると物件探しから看護師さんの募集その他、することはたくさんあり、子育てと仕事をしながらは無理かな、いつかやりたいという気持ちもなくなってしまうかも、とも思っていました。そしたら偶然今のこのクリニックの場所が居抜き物件として出ていると知人が教えてくれて。じゃあやろうと。決めてから半年くらいで準備して開業しました。

――皮膚科医として心がけていることは何でしょう。
患者さんが過労で疲れていたりすると、薬を塗っても湿疹が治らないということもよくあります。その人の生活に一歩踏み込んでアドバイスすることも多いです。たとえばひどい湿疹のお子さんで、お母さんもきちんと薬を塗っているのになかなか治らない。どうしてだろうと診察室で洋服や仕草をみていたら、服を脱ぐときに柔軟剤の強い香りがして。お母さんに聞いてみたら、肌着などもすべて柔軟剤を使っているというので、一度それをやめてみましょうと言ったら、その後湿疹もよくなったり。柔軟剤は刺激が強いので、かぶれるお子さんも多いんですよ。
 

水谷皮フ科クリニックで取り扱い中のドクターズコスメやサプリメント

――なるほど。お母さん自身も気づいていない生活習慣まで踏み込まないと、治療がうまくいかないこともあるのですね。今後の目標はありますか。
私自身、女性で子育て中でもあるので、ご自身の皮膚の悩みでも、お子さんの皮膚のことでも、何でも気軽に相談していただければと思っています。あと、ドクターズコスメの開発などにもかかわっていて、クリニック専売の商品もできてきたので、情報収集と共に、こうした商品と一緒に情報発信もしていきたいですね。
もっと仕事がしたいという気持ちはいつもあるのですが、今はまだ子どもが小学校3年と1年なので、ワークライフバランスも考えながら、今のベストと思える形で働き続けたいなと思っています。

フリーライター菅原然子(すがわらのりこ)
大学で数学、大学院で教育社会学を専攻後、月刊『婦人之友』(婦人之友社)、月刊『教員養成セミナー』(時事通信出版局)等の記者・編集者を経て独立。
人物インタビューや教育関連記事を中心に、多分野の記事を書いています。
夫婦+コドモ2人(♀)の4人家族。
趣味はチェロを弾くこと。
動物と、文字と、音楽をこよなく愛するもの書きです。
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