5月病に負けない!心を元気にしてくれる香り

こんにちは、セラピストの堀井美岐です。
5月となり、ゴールデンウイークに突入!みなさん、ご予定はお決まりですか?
4月に環境が変わった方も多いと思います。身体もお疲れモードになりがち・・・
5月病。誰でも少しユウウツになったり、体がだるく感じたりしますよね。
そんな気分をスッキリと前向きにさせてくれる香りをご紹介します。

「メリッサ」です。別名レモンバームとも言われています。
シソ科のハーブです。葉の形がハートの形をしているところから、心や心臓に効果がある薬草として古くから重宝されていました。スイスの有名な錬金術師パルケルススはメリッサを「万能薬」「若返りの薬」と呼んでいました。

また、メリッサはレモンバームとして魚料理、肉料理、サラダに用いられています。
アイスクリームの上に乗せられているのを見たことあるかと思います。
ハーブとしては手に入りやすい植物ですが、精油となると変わります。
採油率が極端に低いため、とても高価なものとなります。
そのため、純正のものは「メリッサ・トゥルー」と呼び、他の精油とブレンドしたものを「メリッサ・ブレンド」と呼び分けることもあります。
合成香料が含まれているものがありますので、特に肌などに使用する場合は信頼できる販売者から選んでください。

各効能をご紹介します。

心への効能

強い不安やユウウツに効果的です。ショック・パニック・ヒステリーなど感覚過敏状態に陥ったときに心を落ち着かせてくれます。混乱している心を穏やかにしてくれる作用があります。
また、心に活力を与えてくれる香りでもありますので、明るく前向きな気持ちを取り戻したり、なかなか行動を起こせないときに背中を押してくれる香りです。

身体への効能

気の滞りを解消し、冷やしてくれる作用があります。そのため、消化不良・吐き気に効果的です。喉や気管支炎にも効きます。
鎮痛作用もありますので、頭痛や生理周期の整えや生理痛の緩和にも発揮してくれます。
体を鎮静させ、リラックス状態へもっていくので不眠症にも役立ちます。
血管拡張作用があり、高血圧症にも有効です。
また、抗アレルギー作用もありますので花粉症対策にも役立ちます。

肌への効能

抗アレルギー作用、抗炎症作用がありかゆみを抑えたり、炎症を鎮めたりあざの治療などに効果的です。
また、皮脂の分泌を抑えるさようがあるので、脂性肌やフケや抜け毛予防にも役立ちます。

香りの相性ブレンド

フローラル系、樹木系、柑橘系と相性が良いです。

心の疲労に⇒ローズ、ローズウッド
抑うつの緩和⇒フランキンセンス、スパイクナード
肌トラブル⇒カモミール・ジャーマン、エレミ

※注意点
肌に使用する場合は低濃度の1%未満に希釈して使用してくださいね。
妊娠時・授乳時には使用しないでください。
高濃度、長時間の使用は頭痛を引き起こす可能性もあります。

新緑がまぶしい5月。不安やユウウツな気分なったら、メリッサで心に栄養を与えてみてくださいね。