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私のごきげんな毎日

2024年パリ・オリンピックは「革命的な」開会式に!

おフランスかぶれのうたかたの日々

前回パリでオリンピックが開催されたのは、1924年。
それからちょうど100年後に開催されるパリ・オリンピック「Paris2024」。
開会式の概要が先日発表されました。

2024 パリオリンピック 予想図

オリンピック大会史上初めて、一つのスタジアム内に集まるものでなく、首都のど真ん中で行われる開会式…なんと、パリの中心を流れるセーヌ川沿いで開会式が開催されるのです。
選手たちは壮大な船団に乗りセーヌ河岸を通り、セーヌ河の象徴的な橋の下をくぐり抜けていくのです。

2024 パリオリンピック 予想図
©Paris 2024 / Florian Hulleu

なんとも大胆な計画のように見えますが、実は長期的な戦略の一部に位置付けられたものなのです。
2016年にパリ河岸が歩行者天国になったのを受け、これからもパリ市民や地域住民がセーヌ河との親しみを取り戻し、水辺でスポーツをしたり、周囲の景色を眺めながら散歩をしたりする機会を増やそうとする考えの延長線上にあるとのこと。
現パリ市長のアンヌ・イダルゴ氏は、パリオリンピック・パラリンピックでは、セーヌ川で泳げるようになるように環境に配慮した計画も進められているとも述べています。

2024 パリオリンピック 予想図
©Paris 2024 / Florian Hulleu

パリ2024組織委員会会長のトニー・エスタンゲ氏は次のように述べています。
「2024年のパリ大会開会式は、その画期的な演出で、まさに魔法のようなものになることでしょう。
フランスにとって最高の姿を世界中の人々に見せる機会でもあります。
世界中の人々が招かれる、他ではあり得ないパーティになりそうです!」

2024 パリオリンピック 予想図
©Paris 2024 / Florian Hulleu

史上最多の60万人の観客が想定されている開会式。そのルートについても発表されました。

フランス国鉄の主要ターミナル駅で、パリの13区にあるオステルリッツ駅(Gare d’Austerlitz)や、パリ植物園の目の前にある「オステルリッツ橋」(Pont d’Austerlitz)が出発地点。
火災被害のあったノートルダム寺院のあるシテ島、ルーヴル美術館やオルセー美術館の目の前を通り、ゴール地点はエッフェル塔とシャイヨー宮を結ぶ「イエナ橋」(Pont d’Iéna)。
アレクサンドル3世橋(Pont Alexandre III)やポン・ヌフ(Pont Neuf)、ルイ・フィリップ橋(Pont Louis-Philippe)、芸術橋(Pont des Arts)など、くぐり抜ける橋の数々、コンシェルジュリーやパリ市庁舎、チュイルリー公園、アンヴァリッドなど歴史的建造物が立ち並ぶ圧巻の世界が広がります。
世界遺産にもなっている「パリのセーヌ河岸」を、6kmもの距離に渡る壮大なパレードです。

2024 パリオリンピック 開会式地図

開会式は、一部区間を除いてのなんと鑑賞は無料とのことで、場所取りも争奪戦になること必至。
セーヌ川沿いのホテルなどはこの開会式を部屋から見られるプランも打ち出しそうです。

ネタバレをこれだけして、期待値爆上げする開会式も史上初だと思います。
フランスに行けずもどかしい日々が続いていますが、Paris2024のニュースを聞くたびに楽しみでワクワクが止まりません。
その頃にはどこに住んでいるか、自分のフランス語力はどのくらい伸びているか、など妄想を膨らませるだけでも楽しいです!!

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