毎朝5時から早朝瞑想をしているオンラインコミュニティー「早朝瞑想LABO」認定講師の“ピュアナチュラリーみどり”こと中家緑です。
人とは違う自分
私は、人に自分の考えを伝えるのが苦手で説明ができない、話が支離滅裂で何を伝えたいのか自分でもわからなくなってしまう……そんな自分が嫌いでした。
相手からすると、意味がわからないことを口走る変な子だと思われていたと思います。
無駄にプライドが高く、心の中では「なんで私の言っていることがわからないの?」と相手のせいにしたり、会社では全く信用されず「お前が喋るとややこしくなるから黙ってろ!」と怒鳴られたりもしました。
精神的にも身体的にも限界、そして転職。
また、同じことが起き、逃げるように転職。
そんなことを何度か繰り返しても「普通になりたい、普通にならなきゃいけない」という自責の念は消えませんでした。
本当の自分を認める
「社会人は向いていないんだ、諦めてもうやめよう。」
突然なんの当てもないのに会社を辞めたそんな時、瞑想に出会いました。
他人とはどこか違う私、人と馴染めない私。それを認めるのが怖かった。
本当はみんなと楽しく話がしたい。
人からどう思われるんだろう、求められている答えはこれであってるのかな、そんな正解を探しながらの毎日。
そんな仮の自分を生きるのはもう嫌だ。
一人の時間の使い方を変えたこと、そしてジャーナリングを始めたことがきっかけで、自分は何がしたかったのかを思い出すようになりました。
自分を取り戻すために試してみたこと
自然を感じる
心地のいいところに行き、心のままに過ごしてみる。
ただ、ぼんやり周りの音を聞いて、風や木のざわめきを感じて、公園や神社にある木に触れて、芝生に寝転んでみたり。
気の済むまで、ぼーっと座り込んだりしていました。
リトリートに参加
知り合いに誘われた、屋久島でのリトリート(日常から離れた自然豊かなところで自分と向き合いゆったりと過ごすことで、癒されたりリフレッシュできる新しい旅のカタチ)。
自然の恵みと人の温かさが溢れる屋久島での暮らしは本当に素晴らしいものでした。
お弁当を持って苔の上でピクニックをしたり、森の中で遊んだり、海で草木染めをしたりと普段できないようなことを体験し、夜は参加者たちと今日一日どうだったかを語ったり、気付きをシェアしたり。
思ったまま感じたままをそのまま口に出して、真剣に聞いてくれる。
心を閉ざしていた初日からは考えられないくらい、旅が終わる3日目には打ち解けて数年来の友達のように仲良くなっていたことが奇跡のようでした。
思い込みに気付くジャーナリング
最初は戸惑いながら始めたジャーナリングも、だんだん要領がわかってくると楽しくなってきました。
誰にもどこにも言えなかったことを外に出せる、出していいんだって自分に許してあげることができました。
また、読み返す時の自分が、書いている時の自分に寄り添って、自分自身を癒している、そんな不思議な感覚にもなりました。
ただ紙に書き出すだけで、感情的になることも減ったように思います。
ジャーナリングのやり方
用意するもの:紙、ペン
- まずは誰にもみられないように落ち着いた場所に行きます。
- 何度か深呼吸をして、心を整えてから行います。
- 5分間ひたすら手を止めずに、今考えていることを全て書き出していきます。
テーマを設けても構いません。(例:今年やりたいことなど) - 何も書くことがない時は「何も書くことがないなぁ。書くことがない。書くことがない……」
と書いていると、別のことがまた浮かんでくるので、その声を書き出していきましょう。 - 時間になったら手を止めて、書いている内容を読み返します。
この時、いい悪いの判断は必要ありません。
ただ、自分はこう考えているんだなぁと、気付くだけで大丈夫です。
マインドフルネスで今を感じる
自分が心地いいと思えるもの、辛いこと、ジャーナリングを通して自分がわかってくると感情のコントロールができるようになって、心が緩んでいきます。
そんな自分の変化に気付くとだんだんと自分の好きなところが見つかるのでぜひ、みなさんも毎日10分からのジャーナリング習慣、はじめてみてくださいね。