2023年、2度目の連載だけど。
年が明けて最初に執筆した原稿は実質今回となる。
昨年7月から始まって、早いもので14回目のコラムとなった。
改めて、明けましておめでとうございます。いつも目を留めて頂き心より感謝申し上げます。
半年余の間に、すっかり成長したトムジェリ。
体重5㎏に迫る勢いのジェリー、ジェリーには及ばずながら、4kg超えたトム。
もう成猫と言ってもいい体格だ。
体調が心配なときもあるけれど、お陰様で元気に暮らしている。
彼らは人語を話さないから。
幸せかどうか尋ねても当然回答は返ってこない。
それでも、無防備に寝ている姿、美味しそうに食べる姿、天敵や危険のない快適なおうち生活、
幸せという概念が彼らにあるとしたら、そう思ってくれているだろうか。
猫というのは、家畜化されたイエネコの通称。
イエネコというからには外で生きるのは本来無理なのだ。
それでも日本のみならず、世界中、家のない猫たちがごまんといる。
トムジェリを見るにつけ思うのだ。外で暮らしている子たちのことを。
うちの子たちはラッキーだっただけ。外暮らしの子たちとなんら変わらない。
たまたま保護されて、たまたまうちの子になって、たまたま安全な暮らしができているだけ。
この寒空の中、寒さを凌ぐ場所もなければ、満足に食べるものもない、
病気になっても治療どころか、為す術もない。
助けを待っている子たちがそこかしこにいるのだ。
できることなら手当たり次第に引き取って、みんな幸せにしてやりたいと思うけど。
所詮“きれいごと”であって、到底そんなことはできるはずもなく。
それでも本当に心から願っている。どの子も余すことなくおうち暮らしができることを。
トムジェリをお世話してくれたミルクボランティアをやっている友人。
https://www.instagram.com/juju_miboi/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D
春になったらまた、たくさんの野良猫が出産し、子猫が彼女のもとにも来るだろう。
2023年、1匹でも多くの子たちが幸せを掴めますように。
To be contimew.