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私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

みんなが肩の力を抜けるように 辻元舞さん(モデル)

大人女子のおしごと事情

CMや雑誌で活躍中の辻元舞さん。夫と息子さん2人との日常生活をつづったインスタグラムも人気です。「昨年末に次男が生まれて、周りに頼ることができるようになってきました」とのこと。

辻本舞

この春、初の自著『Mai Life』が発売になった辻元さんに、著書のこと、お仕事のこと、そして暮らしのことを聞きました。

現場で学びながらのモデル業

――辻元さんは雑誌のモデル、CMへの出演と活躍されています。

今日(取材当日)はLOCONDOのCM発表会でした。デヴィ夫人の娘役で出演させていただいていて。普段大きな声をほとんど出さないのですが、CMではかなり自由奔放な役柄で、大きな声を出す場面があって難しかったです。監督から「もっともっと大きく!」と言われていました(笑)。

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. 21日からスタートのロコンドのテレビCM✨ 今日はその発表会でした😊 私はデヴィ夫人の娘役として出演させていただきます👠 霜降り明星のお2人とデヴィ夫人の テンポの良い絡みが最高ですよ🤣👏🏻 普段、感情をあらわにして大声を出すことはあまりないのですが、真逆の役をやらせていただきました😂🙏🏻 そしてこの豪華な衣装!✨✨ 衣装合わせのときに、テーマパークダンサーをしていた頃を思い出すと話したら まさにそのテーマパークの衣装も作っていた方々でした!😳 またこうして違う現場でお会い出来るのは嬉しいことです☺️💓 是非是非注目して見てください❣️ #ロコンド#CM#辻元舞#instagood#happy#love#me

MAI TSUJIMOTOさん(@mai_tsujimoto)がシェアした投稿 –

雑誌でのファッションモデルのお仕事は、実は、今3歳の長男を妊娠してからスタートしたんです。

私は背が低いので、当初ファッションモデルは目指していなかったのですが、妊娠をすると動画のお仕事での動きが制限されてなかなか難しくなる部分もあって。

以前から美容雑誌には出演していましたが、ファッションモデルのお仕事は全く初めてだったので、すべて一からのスタートでした。
カメラマンや編集者の方からの要求にうまく応えられず、けっこう叱られましたね。

たとえば「メイクは隠さないけれど、手は入れたい」と言われて、ポーズをとっても、どこかがメイクにかかってしまい注意されたり。一つひとつ現場で学びながら、という感じでした。

高校卒業後はUSJのダンサーに

――辻元さんは高校卒業後に、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に就職されています。

はい。ダンサーとして就職しました。

小さいころから一緒にレッスンに通っていた兄が1年先にUSJにダンサーとして就職して働いていたのを見て、ダンスで人を笑顔にできる仕事があるなら私もやってみたいと思いました。

高校卒業後にオーディションを受けて入り、4年間働きました。
暑い夏も寒い冬も関係なく外で踊るので過酷ではありましたが、楽しかったです。

辻本舞

――その後、転職されたきっかけはなんだったのですか?

USJで踊っているとき、今所属している事務所の方からお声かけいただいたことがきっかけです。ちょうどその頃次のステップのことを考えていた時でもあったので。

というのも、ダンスでずっとお仕事をしていくというのはかなり大変なことで、生活していくためには教室の先生をしたり、またはとんでもなく上を目指して世界大会に出るとか。
いずれにせよ狭き門なのです。

年齢も関係あるので、将来どうしようかと考えていた時に事務所の方からお声かけいただいて、USJで学んだことを生かせるのではと思い、事務所に入り上京しました。

当時21歳で、事務所に入る年齢としては遅い方だったので、お仕事は選ばず、何にでも挑戦しました。

一番最初にオーディションに受かったのはテレビのレポーターのお仕事でした。その後もいろいろなオーディションを受けてお仕事をしてきましたが、CMが多かったですね。

その後だんだんとお仕事の幅が広がってきたのは、最初にお話しした通りです。

この本が肩の力を抜くきっかけになれば

――上京されて、お仕事をしながら結婚、出産もされていますね。

夫はUSJで一緒に働いていたスタントマンでした。USJ時代はそれほど交流はなかったんです。その後、彼は劇団四季に入って上京。後にスタイリストになりました。

東京で元USJのメンバーで集まった時に再会したことがきっかけで結婚。約1年後に妊娠、長男を出産しました。

辻本舞

――妊娠されたとき、お仕事はどのように調整されたのですか?

仕事を調整したというよりは、結婚した時点で子どもが欲しいことは事務所に伝えていましたので、契約中のお仕事先にも事務所がそのことは伝えてくれました。

実は、長男が生まれる前からアルバイトでホームページの作成を自宅でしていました。
もし、夫に何かあった場合、自分はモデル一本でこれから生まれてくる子どもを食べさせていけるのかと考えたとき、いや、もうちょっと違う手段を考えておいたほうがいいと思ったからです。

それで、もともとものづくりが好きだったことと、自宅でできる仕事ということで、HPの制作の受注を受け始めました。
2年くらいは修行期間として、知り合いのプロの方のところへ通って習い、その後、月2本くらいのペースでデザインからコーディングを含めHPを制作していました。

辻本舞

――モデルのお仕事もしながらだとお忙しそうですね。

そうなんです。
子どもも生まれて、締め切りのある仕事できちんと納品するためにはどうしても徹夜が続いてしまって。

そうしたら、キリキリしている自分の何かが子どもに伝わったんでしょうね。
ある頃から息子が反抗的になってしまったんです。

辻本舞

これはだめだ、今はきちんと家族に向き合わなくてはと思って、HPのお仕事は思い切ってやめて、子どもとのスキンシップを大事にしたら息子もスーッと落ち着きました。

金銭的なことを考えてはじめたアルバイトでしたが、思い切ってやめたことで時間ができて、本業に専念しつつ、インスタグラムの更新なども頻繁にできるようになりました。

実際にそこからまたお仕事の可能性が広がり、結果的にはプライベートも仕事も充実しました。

――本の出版はいつ頃から準備されたのですか。

昨年の春頃です。
本の出版が決まった後に2人目の妊娠がわかりました。

つわりの最中に企画を出して、つわりが落ち着いた頃から撮影に入りました。
セルフスタイリング、セルフメイクだったので、自分の洋服ですべて撮っています。

お腹はどんどん大きくなるので、大変なこともあったけれど、スタイリストの夫と時に喧嘩もしつつ、家族で協力し合ってできあがった本です。

辻本舞

――読者に一番伝えたいことは?

サブタイトルにもつけたのですが、「頑張りすぎないで」ということです。

インスタのダイレクトメッセージなどで、かなり切羽詰まったお母さんからメッセージをいただくことがあるんです。子育ても、家事も完璧にしなくては、と頑張りすぎてつらくなっているお母さんが多いと感じています。

辻本舞

実際私も長男を産んだ時は、夫婦ともに実家が遠方なので、全部自分たちできちんとやらなきゃとかかえこんでしまって、つらかったんです。

でも2人目を産んだときに、家族だけではなく、周りの人にも甘えられるようになりました。もちろん自分ができるときはお友だちの子どもを預かったりもして、友人たちと助け合っています。

こうしたことも含め、メイクやスタイリング、家族、生活その他、自分のことを全部正直に書いたのがこの本です。この本を読んでくださった方が、肩の力を抜いて、笑顔になれればいいなと思っています。

著書Mai Lifeを持つ辻元舞

辻元舞(つじもと まい)

ファッション誌 VERY、LEEをはじめ、ビューティ誌 MAQUIA、美的、VoCEなどにも多数出演。
自身の公式Instagram(@mai_tsujimoto)では、ナチュラルなメイクやスタイリング、自然体なライフスタイルが人気を集めており、現在フォロワー数は、25万人突破。
イラスト執筆も得意で、自身の子育てを綴った絵日記をInstagram(@mai_enikki)で公開中。
今年4月7日、初のビューティ&スタイルブックを発売した。

辻元舞ビューティ&スタイルブック
『Mai Life -ハッピーの秘訣は「頑張りすぎない」こと!-』
著者 :辻元 舞
価格 :1,600円
http://www.stardustpictures.co.jp/book/2019/mai_tsujimoto.html

お仕事を成功させるために心がけていることは?

「神は細部に宿る」という言葉が好きで、常に心がけたいと思っています。
つい見過ごしてしまいそうな目に見えない細部にこそ拘ることで他との差別化に繋がり結果を左右すると思っています。

辻元舞

オンとオフの切り替え方法 は?

仕事では上記の言葉を常に心がけていますが、オフでは思い切り力を抜きます。
頑張るときは頑張る、休むときは休む。
子供達が強制的に私を母へと切り替えてくれます(笑)。

休日の楽しみ方は?

いつもよりのんびり起きて、公園や遊び場に出かけて子供と思い切り遊びます。
時間を気にせず、子供のペースで動き子供が食べたいものを食べて、休日は全ての力を子供の笑顔のために注ぎます(笑)。
疲れるけど何よりの癒しです。
今は次男がまだ小さいのでなかなか時間はとれないですが、子供がいない休日は何もしない贅沢な時間を楽しみたいです。

フリーライター菅原然子(すがわらのりこ)
大学で数学、大学院で教育社会学を専攻後、月刊『婦人之友』(婦人之友社)、月刊『教員養成セミナー』(時事通信出版局)等の記者・編集者を経て独立。
人物インタビューや教育関連記事を中心に、多分野の記事を書いています。
夫婦+コドモ2人(♀)の4人家族。
趣味はチェロを弾くこと。
動物と、文字と、音楽をこよなく愛するもの書きです。
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