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私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

【ワークスタイル】できることは全部する。やらずに後悔したくないから。 濱中優佳さん(株式会社フラッグ)

大人女子のおしごと事情

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「映画の宣伝」て、どんな仕事なんだろう? 今月は、興味はあるけれど、なかなか知る機会がなかったこのお仕事をされている方に、お話を伺えることになりました。「宣伝は、正解のない仕事」と話す濱中さんは、チャレンジ精神にあふれた、前向きで素敵な女性。仕事の内容から、これからやってみたいと思っていることまで、いろいろお話いただきました。

「広める」仕事がしたい

――映画の宣伝を仕事にされたきっかけは?
もともと、小さいころからファッションや音楽が好きで、芸能界に興味がありました。小学生の頃、L’Arc-en-Cielが好きで、まだそれほどテレビなどに出ていなかったのですが、友だちに「すごくいいから聴いてみて」とすすめたりしていました。自分がいいと思ったものを広めたい、という気持ちはこの頃からあったのかもしれませんね。

大好きな音楽を宣伝する仕事に就きたいと、レコード会社などを中心に就職活動しましたがなかなか難しくて。最終的にwebで配信する音楽番組などを制作していた今の会社に入社しました。1年間はwebサイトを制作するアシスタントディレクターをしていたのですが、その後弊社で映画の宣伝部門を立ち上げることになり、異動になったのがきっかけです。

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――web媒体での宣伝を専門としておられるそうですね。
はい。映画の宣伝というのは、テレビ・紙媒体を担当する会社と、webを担当する会社で分かれています。配給会社からお話を頂いて、その映画のコンセプトやどういった層を中心に宣伝するかなどを打ち合わせし、動き始めます。

たとえば私は今、2月13日公開した『ライチ☆光クラブ』を担当していますが、この作品はもともと舞台で、その舞台を見て衝撃を受けた古屋兎丸先生が漫画を発表し、10年経ち映画化された、という経緯があります。今もファンを増やし続けている作品であり、野村周平さんを始め、若手人気俳優の方が多数出演するということで、若い人たちをターゲットにweb宣伝に力を入れて展開することになりました。

具体的には、第一報では配役を言わずに映画化決定と出演者情報を発表し、その後しばらくしてから配役を発表しました。その間、「誰がどの役を演じるんだろう」と想像してもらうためです。そして、しばらくしてからビジュアルも解禁。この映画のビジュアルは、原作の再現度が高いので、そこでも興味をもっていただけると考えました。このように、どの時期に、誰に向けて、どういった方法でwebで宣伝していくかを配給会社の宣伝担当者とともに考え、実行していく仕事です。

『ライチ☆光クラブ』 大ヒット公開中! ©2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会 配給 :日活
『ライチ☆光クラブ』
大ヒット公開中!
©2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
配給 :日活

また、出演者へのインタビューをセッティングしたり、試写会に立ち会ったり、と、仕事内容は多岐にわたりますね。

フリーライター菅原然子(すがわらのりこ)
大学で数学、大学院で教育社会学を専攻後、月刊『婦人之友』(婦人之友社)、月刊『教員養成セミナー』(時事通信出版局)等の記者・編集者を経て独立。
人物インタビューや教育関連記事を中心に、多分野の記事を書いています。
夫婦+コドモ2人(♀)の4人家族。
趣味はチェロを弾くこと。
動物と、文字と、音楽をこよなく愛するもの書きです。
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