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私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

【ワークスタイル】つきない好奇心をつぶさずに働く 恵良知左子さん(サイボウズ株式会社)

大人女子のおしごと事情

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IT企業と聞くと、「プログラマー」や「SE」といった職種しか思い浮かばなかった単純な私。今回お話を伺った恵良さんは、「営業と製作のちょうど間に位置するような仕事をしています」とのこと。聞けば聞くほど、コミュニケーション能力が必要とされる部署であることを知り、なるほど、IT企業といってもいろいろな仕事があるのだなと思いました。また、仕事の優先順位の決め方など、恵良さんが働き方について実行されていることは、他業種でも実践できそうなヒントが満載です。

コミュニケーションが不可欠の仕事

――大学卒業後、なぜIT企業へ就職されたのですか?
大学3年で就職活動を始めましたが、当時は就職氷河期。でもその中で、IT企業は積極採用をしていたこともあり、何もわからずに就職しました。お金を貯めたら大学院で勉強したいと思っていたので、そこで4年ほど働いて、一度退職しました。

大学院で国際協力、特に紛争予防について学びながら国際NGOに所属。小型武器撤廃の国際会議開催のために立ち上げられた事務局で10か月ほど働きました。やりたい仕事を経験できたことはよかったのですが、やはり金銭的に自立して生活するのには厳しいものがあったので、再びIT企業へ就職しました。

それが2006年。この2社目の会社が、もともとサイボウズの子会社で、数年後に吸収合併したので、現在はサイボウズの社員です。

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――今はどのようなお仕事をされているのですか。
弊社で製作したソフトを使う、エンジニアなどにプロモーションをしています。たとえば、kintoneという、自由にアプリが作れるクラウドサービスがあるのですが、これを使っているエンジニアが自主的にコミュニティを作って、勉強会を立ち上げたりしています。そうした会に出向いて、製品の最新情報をお知らせしたり、その場でユーザーの方から「もっとここをこうしてほしい」などのソフトへの要望を聞いて、それを社内の担当者へフィードバックしたりもしています。

――コミュニケーション能力を問われる仕事ですね。
あまり自分では意識したことがありませんが、そうかもしれません。もともと、大学卒業後に入ったIT企業は、受託開発をする会社で、お客様の要望に沿って製品の仕様を決めたり、カスタマイズを行ったりという仕事をしていました。最初からコミュニケーションが必要な部署にいた、とも言えますね。

フリーライター菅原然子(すがわらのりこ)
大学で数学、大学院で教育社会学を専攻後、月刊『婦人之友』(婦人之友社)、月刊『教員養成セミナー』(時事通信出版局)等の記者・編集者を経て独立。
人物インタビューや教育関連記事を中心に、多分野の記事を書いています。
夫婦+コドモ2人(♀)の4人家族。
趣味はチェロを弾くこと。
動物と、文字と、音楽をこよなく愛するもの書きです。
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