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私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

【ワークスタイル】つきない好奇心をつぶさずに働く 恵良知左子さん(サイボウズ株式会社) - 3

大人女子のおしごと事情

優先度を常に考えて働く

――サイボウズは、社長自らが育児休業を取得したりと、働き方がフレキシブルで、業界内外から注目されています
そうですね。もともとそうだったわけではなく、離職率の高さから、それを改善するためにさまざまな試みをした結果、働き方の改革が一番よいということがわかり、実行してきました。この改革をする前は、離職率が28%、約4人に1人が辞めていく状況だったのですが、今はそれを6分の1にまで減らせています。

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具体的には、私のように、平日は毎日出社して、年俸制で働くというスタンダード型の人が多いですが、育児や介護などで、在宅ワークを多くしたり、またはパラレルワークで、他社にも所属しながら、週何日かを弊社社員として働く、という人もいます。たとえば介護などは、急に起きる場合もありますが、申し出ればいつでも働き方を変えられるようになっています。

――仕事をする上で気を付けていることは何でしょう。
私は仕事が山積して、バタバタするのが嫌なので、常に仕事の優先度を考えています。例えば、何か急に業務を振られた際、自分が複数の仕事を抱えている時は緊急度を考えて、「今●●までに終わらせなくてはならない仕事があるのですが、その後でもよいですか。その場合、仕上がりは◇◇頃になりますが」と交渉します。または、優先度の低い業務について、締切の延期を交渉します。そうしたタスクの整理を意識的にすることで、クオリティを下げず、かつ、バタバタせずに仕事ができます。

たとえば、10時間働くとして10時間分のタスクをぎっちりスケジューリングしてしまうと、なにか突発事項が発生したときに対応できなくなります。だから私は、8時間分でのスケジューリングをして余白を残し、突発事項にも対応できるようにしています。もちろん、大卒後に働いた会社では、まだ新卒の駆け出しだったので、夜中まで働いて翌日9時出社、ということもしていましたが、年数を経て、働き方を考え、今の形に落ち着いています。

疲れたら、美味しいお酒とおつまみで疲れを癒します。
疲れたら、美味しいお酒とおつまみで疲れを癒します。

仕事ももちろん大事ですが、私にとっては友人とご飯を食べながら話をする時間も大切ですから。公私のバランスをとりながら働き続けたいと思っています。

フリーライター菅原然子(すがわらのりこ)
大学で数学、大学院で教育社会学を専攻後、月刊『婦人之友』(婦人之友社)、月刊『教員養成セミナー』(時事通信出版局)等の記者・編集者を経て独立。
人物インタビューや教育関連記事を中心に、多分野の記事を書いています。
夫婦+コドモ2人(♀)の4人家族。
趣味はチェロを弾くこと。
動物と、文字と、音楽をこよなく愛するもの書きです。
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