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私のごきげんな毎日

「血」が足りていない女子必見!~薬膳で「血」の巡りをアップ~

ハーブ・漢方生活はじめてみませんか

「血」が足りていない?!
「私貧血ではないし。」「血が足りていないなんて一度も言われたことがない。」とういう人も、実は「血」が不足しているかも!

気づかないまま放置していると、体調不良や、こころの不調、老化も早めてしまう可能性があります。
今回は、自分の「血」不足がわかる簡単なセルフチェックと、「血」を補充し、巡りをアップさせる養生法を紹介していきます。

いかとほうれん草の塩麹炒め

漢方でいうところの「血」とは?!

漢方でいうところの「血」

漢方では、わたしたちのからだは「」「」「」でできていると考えられています。

「気」は生命エネルギー、「血」は血液や精神活動を司っている主な物資、「水」は血液以外の水分や体液とされ、お互いが密接に関係しあい、わたしたちのからだを構成しています。

その中で「血」は、全身に栄養を供給し、またからだを潤す働きを持っています。
また、西洋医学での「血」との大きな違いは、精神活動の主な物質であることです。

からだにとっても心にとっても「血」はとても重要な存在であり、「血」が不足したり滞ったりすると、「気」や「水」のバランスも崩れ、からだ全体の調子が悪くなってしまいます。

「血」が不足している体質「血虚」とは?

セルフチェック

漢方では、「血」が不足している体質を「血虚」といいます。
「血虚」とは、血液が不足し、全身に栄養と潤いが行き渡らない状態で、「血」を作り出すエネルギーそのものが不足しています。

「貧血」であるとは限らないため、血液検査の数値ではわかりにくく、自分が「血虚」であることに気づかない場合も多くあります。

そこで、自分が「血虚」体質であるか、以下の項目でセルフチェックをしてみましょう。

 □顔色が悪い
 □めまいやたちくらみがする
 □貧血
 □眠れない、眠りが浅い
 □肌や髪の毛が乾燥する
 □目が疲れやすい
 □抜け毛や白髪が気になる
 □爪が割れやすい
 □すぐに心配になったり、不安になる

チェックが多かった人は、「血虚」の可能性があります。
次の「血虚」の原因と合わせて心当たりがある場合は、生活習慣や食事の見直しをすることをおすすめします。

「血虚」の原因と養生法

薬膳ドリンク

「血虚」になる原因

  •  偏った食事や無理なダイエット、不規則な食事習慣(朝食を抜くなど)
  •  目や脳の使い過ぎ
  •  夜更かし
  •  過労
  •  不規則な生活

毎日の生活の中でできる養生法

  •  規則正しい生活
  •  睡眠や休養をしっかりと取る
  •  バランスのとれた食事をし、1日3食しっかりと食べる
  •  偏食はしない
  •  「血」を補う食材を食べる
  •  目や脳を使い過ぎない(特にパソコンやスマホの使い過ぎに注意)
  •  半身浴をする
  •  ウォーキングやストレッチなどの軽めの運動を行う

以上の生活習慣の見直しをできるところから始めてみましょう。
全てをやろうと無理をすると、逆効果になってしまいますので、今のライフスタイルに合った方法を見つけてみてください。

「血虚」におすすめの薬膳食材

「血虚」におすすめの薬膳食材

「血虚」には、「血」を補う食材がおすすめです。
黒い食材、赤い食材、ドライフルーツやナッツ類を積極的に食べましょう。
肉類を抜くと「血」を作ることができないので、適度な量を食べるようにしましょう。

手軽に手に入る野菜や薬膳食材をプラスすることで、無理なく毎日続けられると思います。
また、「血虚」体質の人は、好き嫌いをせず、1日3食きちんと摂りましょう。

【おすすめの野菜・くだもの】
ほうれん草、にんじん、ぶどう、ライチ、落花生、桑の実、レーズンなど

【おすすめの肉、魚介類】
羊肉、牛肉、豚や牛のレバー、なまこ、ひらめ、いか、あなご、うなぎ、牡蠣、ひじき、牛乳、卵など

【おすすめの薬膳食材、ハーブ、スパイス】
松の実、黒きくらげ、黒ごま、くるみ、なつめ、くこ、黒豆、黒米、黒砂糖など

「血」を補充して、「血」の巡りもアップさせる薬膳

「血」を補充する食材を使い、「血」の巡りもアップさせる薬膳を2つ紹介します。
食材は、手軽にスーパーなどで手に入るものばかりですので、ぜひ挑戦してみてください。

いかとほうれん草の塩麹炒め

いかとほうれん草の塩麹炒め

材料と分量(2人分)

  • いか…100g
  • ほうれん草…1/2束(100g程度)
  • くるみ(ロースト)…6個(15g)
  • 卵…1個
  • 塩麹…小さじ1杯
  • 黒ごま…適量
  • ごま油…大さじ1杯

作り方

  1. ほうれん草は5cm幅に切り、くるみは適当な大きさに手で砕いておきます。いかは一口大に切り、卵は溶いておきます。
  2. フライパンにごま油を熱し、卵をさっと半熟状に炒め、お皿に取っておきます。
  3. いかを炒め、火が通ったら、ほうれん草とくるみを加えさっと炒めます。
  4. 塩麹で味付けをし、卵をもどし、軽く混ぜ合わせたらお皿に盛り付けて、最後に黒ごまをふればできあがりです。

いかの代わりに、牡蠣や、牛や豚のレバーでも美味しく作ることができます。

牛肉の赤黒スープ

牛肉の赤黒スープ

材料と分量(2人分)

  • 牛肉(切り落とし)…100g
  • にんじん…1/3本(60g)
  • れんこん…1/3本(60g)
  • クコの実…小さじ2杯
  • 黒きくらげ…中5枚
  • 塩、こしょう…適量
  • だし汁…300ml
  • ラー油…適量

作り方

  1. にんじん、れんこんは一口大に切り、黒きくらげは細切りにします。クコの実は、軽く水洗いしておきます。
  2. だし汁を沸騰させ、牛肉を入れ、火を通します。アクが出てきたら取り除きます。
  3. にんじん、れんこん、クコの実、黒きくらげを加え、野菜がやわらかくなったら、塩、こしょうで味付けをします。
  4. 最後にラー油をかけてできあがりです。

松の実やなつめを入れても、また黒米入りのごはんを入れてお粥にすると、これからの寒い季節におすすめです。

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