こんにちは。セラピストの堀井美岐です。毎日暑い日が続いてますが、すでに夏バテなどされていませんか?暑いからと、冷たいものばかり口にしていると却って体調を崩しやすくなりますので、ほどほどにしてみて下さいね。
この時期は、シソジュースなど飲まれる方も多いと思います。青シソを薬味に使うのも一般的ですよね。今月は、シソ科の精油をご紹介します。
「タイム」です。煮込み料理や風味づけに使われることが多いと思います。
精油の中では、最も抗菌性が強いと言われています。甘さとほんのり辛さが混ざった香りが特徴です。
強い抗菌性があることから、古代エジプトではミイラの防腐剤・保存剤として使われていました。
また、古代より勇気の出るハーブと言われており、中世では夫や恋人である騎士が戦いに出るとき、女性がタイムの小枝を持たせて見送ったと伝えられています。
タイムは多くの文明社会で、勇敢さの象徴とされていました。
花言葉は「勇気、行動力」です。
各効能をご紹介します。
心への効能
心の疲労を回復し、活力を沸き起こしてくれます。自信のなさ、悲観的、失望感をなくし、
士気を高め、男性的な強さを与えてくれます。
また、脳を活性化させる作用もあるので、集中力、記憶力を高めたいときに有効的です。
身体への効能
呼吸器系の不調に幅広く作用します。気管支炎や咳、風邪やインフルエンザの症状に効果的と言われています。
消化不良や胃腸炎にも効きます。
また抗感染作用に優れ、膀胱炎や泌尿器、生殖器系の感染症にも良いと言われています。
心臓の心拍を強めるので、貧血や低血圧の方に効果的です。
肌への効能
消毒作用や刺激作用があるので、フケや脱毛を防ぐ効果が期待できます。
抗菌作用も強いので、水虫のケアや、ニキビ、傷やおできなどの炎症も鎮め、治りを早くする効果もあります。
香りの相性ブレンド
ハーブ系、柑橘系、スパイス系と相性が良いです。
ハーブ系・・・ローズマリー
柑橘系・・・グレープフルーツ、レモン、ベルガモット
スパイス系・・・カルダモン、クローブ、コリアンダー
- 集中力を高めたいとき⇒ペパーミント、レモン
- 明るく、前向きになりたい⇒マンダリン、オレンジ
- 歯肉炎に⇒カモミールローマン、ペパーミント、クローブ
- 気管支炎に⇒ティーツリー、ラベンサラ
使い方
- タイム1滴に対して、キャリオアイル4滴の割合で薄めて、体に使用します。
反射ツボや気になる箇所に貼付してください。 - 傷口などには、スプレー式の容器に30mlの精製水にタイム1滴を混ぜて、ハンカチやコットンにスプレーして患部を押さえます。
- 部屋の空気をきれいにするときも、スプレー式の容器に無水エタノール10ml、精製水40ml、タイム10滴を混ぜてスプレーすると、カビ予防にもなります。
夏の暑さでやる気が落ちることもあると思いますが、タイムを使って集中力、行動力を発揮させましょう!