アシスタント時代
——卒業後は東京で就職されています。
中高時代、東京の学校に行っていたので、もう一度東京にと漠然と思っていました。学校の紹介で、原田崇氏のアシスタントの面接があって受けに行き、雇っていただけて、弟子入り。4月から東京でアシスタント生活を始めました。幸い祖父の家があったので住むところは確保できました。ここで写真に関する全てのことを教えて頂きました。
——約6年後に独立されてからはフリーランスのカメラマンとして活動されます。最初から仕事は順調でしたか?
最初の頃のことはあまりよく覚えていないのですが、アシスタント時代にお世話になった方が「ナカちゃんが独立したって」と、仕事をくださるようになって。独立直後は、お店の外観や人の顔写真等の仕事が殆どでした。「いつか、師匠の様に沢山写真を撮らせてもらえる様になりたい」と思っていました。30代に半ばになって徐々に仕事の幅が広がって行きました。