CheRish Brun.|チェリッシュブラン

私のごきげんな毎日

風車がかわいいLandwinkelで小麦粉を

オランダ田舎暮しとオーガニック・ベジタリアン料理
1

Nunspeet市のはずれ、Doornspijk寄り、Landwinkel Molen de Duifはのどかな畑の真ん中にあります。家族連れでこのVeluweエリアを散策のときに、必ず訪れる場所のようです。Landwinkelとはいわゆる地元の産地直送みたいなお店。収穫した小麦をその都度、風車の石臼で挽いて全粒粉を売っているのがありがたいです。他に薄力粉、スペルト麦の全粒粉、自家製のパンケーキミックス、黒パンミックスなど配合された粉もあります。

採れたてのはちみつ、手作りのビスケット、パン、ナチュラルなお菓子、ハーブティー、ハーブキャンディー、ピクルス、ジャム、ジュース、ナッツ、ドライフルーツ、リンゴ、洋梨、季節の野菜(ジャガイモ、人参、スプラウト(芽キャベツ)チコリ、キャベツ)地元酪農家から届くチーズ、ミルクやハム、ソーセージなどを販売しています。

北海道にも、よくドライブしていると見かける、物産館のかわいい版みたい!嬉しいですね!晴れの日は自転車で軽く20分くらい。オランダは、自転車専用の道路が整備されて、国内どこでも安全にサイクリングができるように配慮されています。

IMGP9996

さて、石臼挽きの小麦粉を使うようになったのは、カフェでパンとケーキのふっくら、しっとり感を求めていたときに、北海道の”麦の風工房”さんに出会いました。石臼挽きの小麦粉は、機械金属の摩擦による高温の熱にさらされることなく、低温でビタミン、ミネラルを壊さず、小麦胚芽と胚乳、それから表皮の一部が揃い、本来のバランスがそのままです。また、大量生産ではなく、その都度少量の小麦を挽くことで鮮度を保っています。手触り感が本当にしなやかで優しいんです。

IMGP9993

歴史的にはアメリカでの小麦の流通が日本にやってきました。それは、一度小麦粉を挽いて、胚乳の白い粉(これが薄力粉です)と胚芽、表皮の茶色い部分(これがふすまで、主に家畜の飼料になります)に分けられ流通されます。グラハム博士という人が栄養価の高い小麦粉を発明し、グラハム粉といいます(また全粒粉ともいいます)が、それは、分別された胚乳の薄力粉と、胚芽、外皮のふすまを再度配合してつくる方法です。

IMGP9986

麦の粒ひとつをそのまま食べることを、ホールフーズと呼ぶとすると、石臼挽きの小麦粉、全粒粉を選ぶことが本来の自然な姿であり、”自然素材を活かす” 料理につながります。パン、タルト、クッキー、スコーン、ドーナツ、パイ、ケーキなど、どれに使用しても優しさがダントツです。ぜひお試しください。

ご参考までに・・・
日本でおすすめの石臼挽き小麦粉商品リスト
北海道からのめぐみ
十勝麦王国地粉
キタノカオリ
石臼挽き完全粉(全粒粉)オーサワジャパン
青森県産有機石臼挽き全粒粉
石臼小麦粉月いづみ大陽製粉

ヴィーガンシェフMeg
1973年北海道生まれ。
小学生の頃から菓子作りと料理をはじめる。
1993年イギリス留学のときベジタリアンに出会う。2005年吉祥寺にベジタリアンカフェをオープン。
DEVADEVA CAFE(二代目オーナーはJyoti Alkesh氏)
現在オランダで、ケータリング、ベジタリアン料理ワークショプ、Conscious eatingのコーチングを行う。趣味は自然散策、ピアノ、旅行。
1995年よりマントラ瞑想、ヨガ、ヴェーダンタを学び、料理そのものが瞑想の一環となる。
Follow :
Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pinterest
Evernote
Feedly
Send to LINE