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私のごきげんな毎日

【ワークスタイル】子どもたちは私を笑顔にさせてくれる存在 河原崎ひろみさん(私立谷戸幼稚園教諭) - 3

大人女子のおしごと事情

相談しやすい職場

――今年度から年中の学年主任をされています。昨年までと何か変わったことはありますか?
主任会議に出たり、配布物の細かいチェックをしたりという新しい仕事が増えましたが、どれも新鮮です。年中は3クラスで、他の2人の先生は20代。でもだからといって私がぐいぐい引っ張っていくというよりは、3人でたとえば「3学期には、年長に進級するまでにこういうことは身につけられるようにしたいね」と話し合っていくための音頭取りをする感じです。

河原崎ひろみ先生

――逆に河原崎さんが先輩に助けられることも?
そうですね。この職場は、なんでも相談しやすいんです。たとえば保育で何か困っていることがあれば、職員室で相談するとすぐに「こうしたらいいんじゃない?」「その子はもしかしたらこう思ったのかも」など、ヒントをもらえる。一人の子どものことを見るのでも、自分だけではなく、他の先生の視点から見たその子というのは、私が持っているイメージとは違う一面があったりして、参考になります。

――教育関係の仕事は、人が相手。仕事の結果がすぐに見えるわけではないのですが、この仕事の魅力は何でしょう。
子どもが私をいつも笑顔にしてくれること、かな。今年担当しているクラスに、毎日「先生大好き」と言ってくれる子がいて。そうすると周りの子も「私も大好き!」と。ちょっと照れるけれど、本当に嬉しいです。幼稚園はその子の成長の中の3年間だけを共に過ごしますが、小学校も近いので、なるべく運動会などは見に行っています。そうすると、おとなしかった子が応援団長をしていたりして。子どもの成長には驚かされますね。

生徒と遊ぶ

8年といっても、毎年担当する子どもはまったく違いますし、学年によってもさまざま。例年この時期(3学期)になると、次年度のクラス替えや人員配置が考え始められて、次はどのクラスの担任になるのかな、とドキドキします。次に担任になるクラスとはどういう遊びをしようかな、といろいろ考えていたらあっという間に8年たっていた、という感じ。これからも子どもたちに鍛えられながら、日々を積み重ねていくのだと思います。

フリーライター菅原然子(すがわらのりこ)
大学で数学、大学院で教育社会学を専攻後、月刊『婦人之友』(婦人之友社)、月刊『教員養成セミナー』(時事通信出版局)等の記者・編集者を経て独立。
人物インタビューや教育関連記事を中心に、多分野の記事を書いています。
夫婦+コドモ2人(♀)の4人家族。
趣味はチェロを弾くこと。
動物と、文字と、音楽をこよなく愛するもの書きです。
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