2015年10月から始まった連載「ハーブ・漢方生活はじめてみませんか」。
ついに、今回で最終回となりました。
みなさまに少しでもハーブや漢方に触れていただきたい、毎日の生活に取り入れて頂きたいという思いで始まった連載ですが、楽しんで頂けたでしょうか?
最終回は、私が毎日の生活に取り入れているハーブや漢方の活用方法を紹介していきたいと思います。
参考になることがありましたら、ぜひお試しください。
ハーブは、食べて、飲んで、香って毎日の生活に取り入れる!
ハーブを食べる
ハーブの一番簡単な使い方は、食べることだと思います。
スーパーに行けば、フレッシュハーブやドライハーブが簡単に手に入るようになりました。
どんな料理に使えば良いのかわからないというお声をいただきますが、まずはお肉やお魚にパパッと振って、グリルにしちゃいましょう。
オリーブオイルをかければ、本格的なごちそうに変身しますよ。
サラダやフライドポテト、卵料理、スープなど、味つけに困ったら私はハーブを使います。バジルやタイム、オレガノ、ローズマリーなど、お手軽に手に入るハーブを常備しておくととても便利です。
もっと手軽に使いたいという方は、ハーブソルトがおすすめです。ハーブと塩がブレンドされているので、忙しい時などにも重宝します。
お茶でハーブを飲む
ハーブの美味しさをダイレクトに感じることができるのは、ハーブティーです。
ハーブに含まれているからだに良い成分を、効率的にからだに取り入れることができ、毎日の水分補給におすすめです。
ハーブティーはあまり美味しくない、あまり好きではないという方は、普段飲み慣れているお茶(日本茶、中国茶、ルイボスティーなど)とブレンドすると飲みやすくなります。
その日の自分の体調に合ったハーブを選んだり、リラックスタイムにゆっくりとお茶を飲んだり、からだと心を癒すにはハーブティーがおすすめです。
ハーブの香りを楽しむ
ハーブの香りは、天然の植物の香りそのものです。
ハーブの香り成分を抽出したものが精油で、アロマテラピーなどに使われます。
精油の香りは、リラックスやリフレッシュなど、心を元気にしてくれたり、癒してくれたりします。
私が日々使っている精油はラベンダーの精油です。
香りをかいだり、アロマクリームを作ったり、お風呂に入れたりと、毎日の生活に欠かせないものになっています。
ハーブを自分で育てる
ハーブは、簡単に育つものが多く、プランターや植木鉢でも育てることができます。
私は、お料理に使うことができるハーブをプランターや畑で育てています。
使う分だけ収穫できるので、いつもフレッシュなハーブを食べることができます。
香りのあるハーブなら、お部屋に飾って香りを楽しんだり、お風呂に入れるのもおすすめです。
土を触ったり、植物を育てることは、心の癒しにもなりますよ。
漢方生活は、ゆる~く毎日続けましょう!
毎日の食事で漢方生活
薬膳料理というと、少しハードルが高そうとか、美味しくないのではなど、毎日食べるというよりは、特別な料理というイメージがあるのではないでしょうか。
私が意識していることは、食で養生するという考え方です。
旬の野菜やお魚などの食材を使い、自分の体質に合った食べ方をすることで、毎日ゆるく、そして長く続けることができます。
さらに、からだを冷やすことはなるべく避け、温かい食べ物、飲み物を摂ることを心がけています。
意外と、これだけのことでも体調の変化を感じることができます。
適度な運動で漢方生活
運動、なかなかできないですよね。
私も、本格的な運動は、面倒だなと思い、ついついさぼりがちです。
漢方では、適度な運動(からだを動かす)はとても大切だと考えています。
家事をする、一駅歩くや、ストレッチをする、座りっぱなしは避けるなど、とても簡単なことでも良いので、毎日続けてみてください。
からだも心も癒して漢方生活
食事や運動に気をつけても、からだや心が癒されていないと、不調に繋がってしまいます。
睡眠や入浴、意識してリラックスするなど、日々忙しい毎日の中に少しでも癒しの時間を持つように心がけましょう。
私のリラックス方法は、お風呂に入ることと、お灸をすることです。
どちらもからだが温まり、心もじんわりと温まります。
自分のリラックス方法を見つけて、からだと心を癒してあげましょう。
毎日の健康は、日々の生活習慣によって良くも悪くもなります。
ハーブや漢方は、病気を治したり、治療するというよりも、健康の維持や病気の予防をすることが得意です。
病名はつかないけれど、なんとなくしんどいなと感じている場合は、からだだけでなく心も疲れていることが多いと感じます。
自分のからだと心の両方を気遣ってあげ、毎日を楽しく、健やかに暮らすことができるお手伝いが少しでもできていれば幸いです。
今後は、連載中の「からだとこころを癒すブレンドティー」で、みなさまの癒しのお手伝いをしていきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。