早いもので、もうクリスマスがやってきます。
そのあとはすぐに年越しですね。
この時期、ついつい一年の振り返りをしたくなります。
私は今年4月、たまゆらすずめというブランドを設立しました。
ご縁があってこうしてコラム連載も開始させて頂き、たくさんの種まきをした充実感のある1年となりました。
皆さんはいかがだったでしょうか?
今回は、大人も子供もうきうきしてくるイベント、クリスマスにぴったりの蝋引きラッピングをご紹介します。
和紙から手軽に作れる蝋引き加工
“蝋引き”って、そもそも皆さんご存じでしょうか?
ちょっとおしゃれなレターセットやギフトボックスなんかに時々使われている、透け感とハリのある、なんだかこじゃれたアンティークな感じの紙。
あれは、紙に蝋を浸み込ませて作られています。
強度があり高級感も出るため、招待状を入れる封筒なんかに使われたりします。
この特殊な蝋引き、実は自分で簡単に作ることが出来るんですよ。
蝋引き加工した紙でラッピングすることで、ちょっとしたお菓子やプレゼントもぐっとイメージが良くなります。
通常は色紙に透明の蝋を使っていきますが、今回はくれよんを使うことで、白い紙に色付けと蝋引き一度に行うことが出来ます!
必要な材料
- 習字紙(今回は書初めで余っていたものを使用)
- たまゆらすずめのくれよん
- アイロン
- アイロン台
- クッキングペーパー(オーブンシート、オーブンペーパーという名前だったりもします)
- ハサミ
- 定規
- ホチキス
- ボンド
- 包丁
- まな板
- 裏紙
- 新聞紙
- あれば、リボン
ここではお米のくれよんを使うことをお勧めします。
一般的なくれよんは石油由来の素材から作られるため、においが強く溶かすのには不向きです。
また、柔らかいくれよんは蝋引きが難しいのですが、お米のくれよんはライスワックスの硬さが蝋引きに適しています。
是非お米のくれよんで試してみてくださいね。
作り方
早速作ってみましょう!
1.習字紙を切ります
今回は手のひらサイズのラッピングなので、A5サイズにカットします。
2.くれよんを刻みます
まな板にいらない裏紙などを敷いてから刻むと、色うつりの心配がありません。
A5サイズの紙に対して5~6グラムのくれよんを刻みます。
3.下準備
アイロンは中温度に温め始めます。
紙より10~15cm大きく切ったクッキングシートを2枚用意します。
アイロン台にクッキングシートを置き、新聞紙を載せます。
クッキングシートが小さすぎるとくれよんを溶かした際にはみ出て、アイロン台を汚してしまう恐れがあるので注意してください。
4.クレヨンを載せます
新聞紙に習字紙をのせて、その上からくれよんを散らすようにまんべんなく載せていきます。
くれよんの上からクッキングシートを載せます。
5.いよいよ、溶かします
クッキングシートの上からアイロンを押し当て、中心から外に向かってくれよんを伸ばすように溶かし、紙に染みこませていきます。
余分なくれよんはすぐに新聞紙に吸われてしまうので、出来るだけ手早く伸ばしていきます。
6.袋状にします
紙全体に染みこんだらそっと剥がし、袋の形に折ります。
左右から中心に向かって折ります。
重なった部分をボンドで貼ります。
7.ホチキス止め
底の部分を2回折り返してホチキス止めをします。
袋を広げて反対側の口を、底と90度向きを変えた状態でつぶして折り返します。
ラッピングしたいものを入れて折り返し、ホチキスで止めます。
8.仕上げ
最期にリボンを一周させるようにかけて、結べば完成です。
さて、ここで一つ問題が。
蝋引きはくれよんを沢山使うので、購入したものをそのまま溶かすのは勿体なく感じると思います。
そこで、今回このコラムを読んで下さった方に、クリスマスプレゼントを贈ります!
オンラインストアで2,000円以上お買い上げの際、備考欄に「チェリッシュブランさんのコラムを見て」とご記載ください。
蝋引き用のくれよんをランダムでお付けして、お送り致します!
色は指定できませんが、是非蝋引きを楽しんでいただけたらなと思います。
今年は一味違った手作りラッピング、是非楽しんでみてくださいね。