暦の上では秋ですが、まだまだ暑さが続きますね。
それでも道端で柿や栗が実り始めていて、食欲の秋も近いなあと感じます。
今日は、思い立ったらすぐできて、洗い物がゼロ!
だけどケーキ屋さんで売っているような本格的な味に仕上がるブールドネージュづくりをご紹介します。
今回は、フルーツパウダーを加えたのでほんのりピンク色。
抹茶など、好きな色味で遊んでみてくださいね。
サクホロ!繊細な口当たりで甘さも控えめ
ブールドネージュは、フランス語で「雪の玉」という意味です。
これは、コロッとしたフォルムのクッキーに、雪を思わす粉糖をまぶしたお菓子。
ちなみにスノーボールと呼ばれるお菓子もありますが、フランス語か英語かという違いだけで同じお菓子を指します。
口の中に入れるとほろほろと崩れる口当たりで、この独特の食感は卵を使わないことで生まれます。
本場では粉末状のアーモンドを入れますが、今回はより手軽でシンプルなレシピにしました。
ポイントは、「泣かない粉糖」や「トッピング用粉糖」という名前で売られている粉糖を使うこと。
熱や水分、油分に強い粉糖なので、まぶした際、溶けずにきれいに仕上げることが出来ます。
用意するもの(24個分)
- 薄力粉 … 150g
- 片栗粉 … 10g
- 砂糖 … 30g
- 太白ごま油(サラダ油可) … 60g
- 溶けない粉糖…大さじ3
- あれば、フルーツパウダーを大さじ1(今回はカシスパウダーを使用)
- 厚めのポリ袋…2枚(ジップロックでも可)
- 計量器
- オーブンシート
- 天板
- ボウル
作り方
1.材料を計る
オーブンは180度に予熱します。
計量器にボウルを乗せて、そこにポリ袋の口を開いた状態でのせます。
薄力粉、片栗粉、砂糖を測りながら加えていき、一度袋の口を閉じて粉類をまんべんなく混ぜます。
2.生地をまとめる
1のポリ袋に油を入れて、生地がひとまとまりになるまで揉みます。
まとまりが悪ければ、少量の油を追加してください。
3.丸める
まとまったら2㎝くらいの大きさに丸めて、天板に並べていきます。
4.焼き上げる
オーブンの予熱が出来たら温度を170度に下げ、16分焼きます。
5.粉糖の準備
もう一つのポリ袋に粉糖とフルーツパウダーを入れて、ムラが無くなるよう混ぜます。
6.仕上げ
クッキーが焼けたら粗熱を取り、5の袋に入れて優しく粉糖をまぶしていきます。
そして今日は最後に、お知らせがあります。
2021年9月より担当させて頂いたこちらのコラムですが、今回の投稿が最後となります。
毎月楽しみに読んで下さった皆さん。
日常で楽しめるお菓子や色のことをこうやってお届けできる、貴重な場をご提供くださったCheRish Brunさん。
本当にありがとうございました。
日々の忙しさで忘れてしまいがちな季節の色ですが、四季折々、本当に色んな表情があります。
時折、空や木々を眺めて想いをはせてみてくださいね。
それでは、いつかまたお会いする日まで。