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フォンダシオン ルイ・ヴィトンでバスキア&エゴン・シーレの回顧展

おフランスかぶれのうたかたの日々
フォンダシオン ルイ・ヴィトン

パリの南西部・ブローニュの森にあるフォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)。
昨年末~今年1月中旬まで、ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)とエゴン・シーレ(Egon Schiele)の大回顧展が開催されていました。
美術館はパリ中心部から少し離れているのでなかなか足を運ぶこともなかったのですが、この展示を見たいがために4年ぶりに行ってまいりました!

凱旋門近くのバス停から、シャトルバスで15分ほど。
こちらのシャトルバス、以前はいつでも乗れたのですが、今は日付指定の予約制になりました。
でも会場のチケットを予約していれば、その場でバスチケットは購入できるようです。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンについては、オープンして間もなくの頃にもご紹介していますのでご覧ください

フォンダシオン ルイ・ヴィトン バスキア展

薬物の過剰摂取により1988年に27歳でこの世を去ったバスキア。
大胆さの中に、人種差別に対する怒りが伝わる作品の数々に圧倒されました。

エッフェル塔 無題(頭蓋骨) バスキア
上:アンディ・ウォーホルとの共同作品「エッフェル塔」
下:ZOZOの前澤友作社長が123億円 (!!) で落札した1982年作の「無題(頭蓋骨)」

バスキアよりも小規模ではありましたが、エゴン・シーレの回顧展も見ごたえがありました。
バスキアと同じく、若くしてこの世を去った彼は「夭折の天才」と言われた一人。
師と仰ぐグスタフ・クリムトと同じ1918年に亡くなりました。
シーレの展示はポートレートが中心でした。
「生と死はいつも隣り合わせにある」
「死を愛し、そして生を愛す」
生きることの儚さ、死の恐怖…生と死の境界を繊細なタッチで表現。

シーレ回顧展

パリでシーレの回顧展が開催されたのは、意外にも25年ぶりとのこと。
来月 東京・国立新美術館で開催される「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 」でも22点ものシーレの作品が来日します。
こちらも楽しみですね!

美術館の展示は数か月ごとに変わりますが、アプリで音声ガイドが聞けたりと、随分便利になっていました。
展示だけでなく、フランク・ゲーリー設計の建築もみどころ。外からも360度、いろんな角度から楽しむのがおすすめです。

フォンダシオン ルイ・ヴィトン

Fondation Louis Vuittonフォンダシオン ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン財団美術館)
https://www.fondationlouisvuitton.fr/ (フランス語・英語)
8 Avenue du Mahatma Gandhi 75116
火曜閉館
営業時間について詳しくは、公式ホームページをご確認くださいhttps://www.fondationlouisvuitton.fr/fr/informations-pratiques.html

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