7月11日(金)より公開となった、映画『ジゴロ・イン・ニューヨーク』。
ニューヨークを舞台にお届けする、小粋で笑えて、ちょっと切ない大人のためのラブストーリーです。
本作で監督・主演を務めるのは個性派俳優ジョン・タトゥーロ。
自身の監督作品以外への出演が14年ぶりとなるウディ・アレンをはじめ、ヴァネッサ・パラディ、シャロン・ストーンら曲者キャストが揃った話題作です。
主人公フィオラヴァンテはジゴロとしての才能を開花させ、次々と出会う女性たちを魅了し、影響を与えていきます。
劇中に登場する魅力的な個性を放つ3人の女性キャラクターについてジョン・タトゥーロは、
この映画では色々なタイプの女性を見せたいと思っていたし、少し年齢が上の女性についても描きたかった。
とにかく、バランスが大事だったんだ。それぞれ人というのは普段生活とは違う部分に個性があったりするものだしね。
この映画ではどこか共通する部分を持っていながらも、違う人物であるようにしたかったから、とてもバラエティに富んだキャラクターが集まったんだ。
しかも、これだけ様々な文化の人が住んでいる都市NYが舞台だから、それを象徴するようなキャラクターを選んだつもりなんだ。
と、個性的な女性キャラクターが生まれた経緯を明かしました。
正統派ユダヤ教徒の未亡人・アヴィガル(ヴァネッサ・パラディ)
人生の行動を厳しく規制され、男性と女性の接触も限られている生活を送っている。常に首からひざまで身体の全てが覆われた黒い服装は、なぜか醸し出されるミステリアスな雰囲気。
ヴァネッサが「彼女達は街を歩いている時は、体も極力隠しているの。でも、瞳は隠せないでしょ。その瞳を見たら、あまりの美しさにびっくりするわ。」と話す通り、ミステリアスな中に隠れている“美しさ”がとても魅力的に見えます。
パーカー医師(シャロン・ストーン)
裕福で成功し、絵に書いたような完璧な結婚生活を過ごしている女性。
慣れ切った世界から飛び出し、自身を自由にする必要があると感じていた中、フィオラヴァンテに出会う。
彼女は美貌の持ち主でありながら、真の愛がどんなものなのか、愛がいかに美しいものかを味わったことがないほど無垢。心の扉を開けてくれる人を求めている彼女は、フィオラヴァンテに出会ったことで“女性らしさ”が徐々に芽生えていく。
パーカー医師の友人・セリマ(ソフィア・ベルガラ)
本作の中では最も自由な女性。彼女はパーカー医師同様、権力もあり、美しく、成功しています。
しかし、彼女の人生において、セクシュアルな関係性が必要なのは、心の中に何かが足りない、欠けている部分が。
思うがままに行動する彼女の姿は自由を感じながらも、内面に存在する空虚感、そこが彼女の醸し出す“妖艶さ”でもあります。
恋に悩み、苦しむ姿は、誰もが人生で経験する心模様。
それぞれ魅力溢れる女性たちがどのような心境の変化を遂げていくのかは本作でも注目した1つ。
大人女子のあなたは、アヴィガル、パーカー、セリマの誰に共感できますか?
『ジゴロ・イン・ニューヨーク』
監督・脚本:ジョン・タトゥーロ『天井桟敷のみだらな人々』
出演]ジョン・タトゥーロ、ウディ・アレン、ヴァネッサ・パラディ、シャロン・ストーン、ソフィア・ベルガラ、リーヴ・シュレイバー
http://gigolo.gaga.ne.jp/
(C) 2013 Zuzu Licensing, LLC. All rights reserved