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旬の食材がたっぷり!春におすすめの薬膳スープ

一気に季節が進んで、すっかり春めいてきましたね。
お散歩が楽しくなるぐらいのぽかぽか陽気に、気分も明るくなってきたように感じます。

一方でこの季節、花粉に悩まされている方も多いと思います。
そんな時は、ネトル、エルダーフラワー、ペパーミントのハーブティーやべにふうき茶などのお茶はいかがですか。
医薬品ではありませんので、今すぐ症状が緩和するというものではありませんが、アレルギー体質の方などは長期的に飲んで、ゆるりと体質改善してみてはいかがでしょうか。

暖かくなってきた今回は、春におすすめの薬膳スープを紹介します。
春特有の不調も、旬の食材をたっぷりと使った薬膳スープで予防していきましょう。

春に起こりやすい不調とは?

春は気候も良く、思わず外に出かけてみたくなるのは私だけでしょうか。
そんなの無理無理!!といった声があちこちから聞こえてきそうですが、意外と春は体調が優れないという人が多いのも事実!
鼻がむずむず、くしゃみ連発、目がしょぼしょぼ、なんだか気分までイライラして眠れない。こんな症状がある人は、春特有の不調が原因かもしれません。

春は漢方でいう五臓の一つ「肝」が活発になりますが、この「肝」のバランスを崩すと様々な不調としてからだにあらわれてきます。
「肝」は自律神経や目、筋肉を司っていると言われており、「肝」のバランスが崩れると、不眠やイライラ、めまいや頭痛、鼻づまり、鼻水、目のかゆみや充血、花粉症などといった症状が出やすくなります。

また、季節によって私たちのからだに影響を及ぼし、病気の原因にもなるものを邪気といいますが、春には「風邪」という邪気によって、からだの上部に不調があらわれることがあります。

春の不調を乗り越える方法とは?

春のからだの不調は、①「肝」のバランスをととのえる、②からだの余分なものをデトックスするの2つの方法で対策できます。

①「肝」のバランスをととのえる

「肝」のバランスをととのえるには、血を補う(「肝」の働きを安定させる)、気の巡りをよくする(イライラや不眠などのストレス対策)、「肝」と関係性が高い「脾」をサポートすることがポイントとなります。
「肝」のバランスをととのえる食材をいつもより積極的に摂ることで、不調を予防することができます。

例えば、にら、チンゲン菜、玉ねぎ、きゃべつ、じゃがいも、アスパラガス、にんじん、菜の花、しそ、三つ葉、あさり、いか、ほたて、豚肉、たまご、クコの実などの食材は、「肝」が弱っている時におすすめです。

また、酸味には「肝」と「脾」の働きを高める作用があるので、春にはお酢や柑橘系のもので味付けをするのも効果的です。

②からだの余分なものをデトックスする

冬の間にため込んだものを外に排出することも、春の不調を予防するのに効果的です。
苦味のある食材は、排出作用が高く解毒効果が期待できます。
また、香りや辛味のあるものは、巡りをアップする効果があり、発汗作用によって余分な熱や毒を発散します。
余分なものを排出することで、からだの働きが正常になり、抵抗力も高まります。

例えば、たけのこ、菜の花、しそ、三つ葉、パクチー、あさり、わかめ、はまぐり、黒豆などの食材は、デトックスに良いといわれています。 

また、春は生活環境の変化から、ストレスがたまる季節でもあります。
あまり無理をせず、うまくストレスを発散し、リラックスすることもこころがけてください。

そして、わたしたちのからだは冬眠から目覚めたばかりの熊のごとく、まだまだ春へのからだへと順応していません。
からだを冷やさないように、なるべく温かい食べものを食べるようにし、乾燥対策もしっかりと行ってくださいね。

春におすすめの薬膳スープ

スーパーで手に入る食材で作ることができる薬膳スープレシピを紹介します。

菜の花とたけのこの酸辣湯風スープ

今が旬の菜の花、たけのこを使ったスープです。ワカメとアサリも加えて春の味覚がたっぷり!お酢とラー油と醤油の、すっぱ辛い味付けでどうぞ。

菜の花は、「肝」の働きを高め、辛味にはデトックス作用も期待できる春の万能食材です。
スープ以外にも、「肝」と「脾」の働きを高める酸味を使って、菜の花の酢味噌和えは最高の組み合わせですね。
ストレス対策におすすめのジャスミン茶に、金柑の酸っぱさを加えた薬膳茶も一緒にどうぞ。

アスパラのポタージュスープ

アスパラとじゃがいも、玉ねぎを使った豆乳ベースのスープです。ミキサーなどで全ての材料をポタージュにし、塩のみで味付け。最後に胡椒をふってできあがり。

アスパラやじゃがいもは、「肝」の働きを助ける「脾」の働きを高めるので、春からの季節にぴったりの食材です。
胡椒には気を巡らせたり、辛味や香りによるデトックス効果も期待できます。

イカと豚肉の沖縄風味噌汁

イカと豚肉を使った沖縄風味噌汁です。かつお昆布だしで煮込んだ豚肉はイカとの相性が抜群!

イカは、「肝」の働きを高め、気や血を補います。また豚肉は「脾」の働きを高めるので、イカと豚肉との組み合わせはおすすめです。ちなみに、沖縄ではイカ墨を入れるそうですよ。イカ墨が手に入ればぜひ!!

著者プロフィール

CHIAKI
CHIAKI
1979年生まれ、兵庫県在住。
メーカーでの研究所勤務を経て、現在は薬剤師として奮闘中。
お薬を患者さんに渡す立場として、なるべく病気にかからない予防分野に興味を持ち、ハーブや漢方の資格を取得。
毎日の暮らしに簡単に取り入れることができる、ハーブ、漢方生活をどんどん提案していきます。

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