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【レシピ】腸をキレイにする大根のゴロンとスープ

足立洋子の体がよろこぶおいしいご飯

大根のゴロンとスープ

猛暑、洪水、スーパー台風……記録的、記録的と言われ続けたこの夏の自然災害でしたが、皆さまのところで被害はなかったでしょうか?
10月に入りました。穏やかな秋になりますようにと願っています。

さて、今日はこれから美味しくなる大根をたっぷりと使った洋風スープをご紹介しましょう。

大根のゴロンとスープ

材料と分量(2人分)
大根 200g
豚ばら肉又は肩ロースの薄切り 150g
2.5カップ
コンソメ顆粒 又は 鶏ガラスープの素 大さじ1弱
大さじ1
ローリエ(お好みで) 1枚
ブラックペッパー 適量
作り方
  1. 200gの大根を縦1/4に切って、面取りをしておく
  2. 水にスープの素、お酒、お好みでローリエを一枚入れた中に大根を入れて強火の火にかけ、沸騰したら弱火にして、大根にスッと竹串が刺さるくらいまで煮込む
  3. 大根が柔らかくなったら豚肉を入れて火が通ったら出来上がり
  4. お好みでブラックペッパーをふって召し上がれ

腸のお掃除と美白には大根!

大根の原産はパレスチナからコーカサスにかけての地方、アジアの暖かい地方や地中海だといわれています。多くの国で見られますが、日本にも古くから渡来し、古事記にはすずしろ、おおねの名前で書かれています。栽培法の進歩により一年中食べられる優れた食材ですが、日本のものは世界一の優良品と言われています。
煮て良し、生良し、揚げても、焼いても調理法を選ばないのもすごいことだと思います。

又、白い野菜は重さのある野菜ですから、野菜不足の折にはとても効率の良い野菜となります。
年間を通して出回っている野菜ですが、旬は秋から冬です。
ことに冬場は、寒さでぐんと甘さが増し、冬のメニューにかかせない素材となっています。

大根と言えば「ジアスターゼ」消化酵素ですね。2013年の11月に掲載したこちらの記事に詳しく書いてあります。又、2015年の3月のこちらの記事には毎日食することで脂肪を取る効果があることを書きましたので、今日は最近はやりの「腸内フローラ」について書きます。

現代人に不健康な人が多いのは「腸内環境が悪いから」と言うのが一番の原因です。腸内環境を悪化させる一番の原因は「便秘」です。便秘になると、便が腸内で腐ってしまい、それが病気に発展してしまうのです。
その「便秘」を解消させるには食物繊維を多く摂取することです。大根には食物繊維が豊富に含まれているので、腸を大掃除してくれて、便通をよくする効果が期待できます。
健康の基本は、なんといっても「腸をキレイにすること」。そのためには、大根を積極的に取り入れましょう。

もう一つのおまけ。女性にとって「美白」は永遠の憧れですね。美白対策として、1番効果の高い栄養素はビタミンCといわれています。紫外線を浴びると活性酸素が発生し、メラニン色素が生成されることで日焼けやシミになるといわれていますが、ビタミンCには日焼けやシミの原因であるメラニン色素の生成を抑えてくれる働きが期待できるからです。
夏の名残の日焼けが残っていたら、ビタミンCをたっぷり含む大根のお料理を食べましょう。なんと、一石二鳥も一石三鳥もある……すごい大根なのです。

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料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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