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私のごきげんな毎日

【レシピ】気管支スッキリ!大根とくこの実のサラダ

足立洋子の体がよろこぶおいしいご飯

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11月になって、朝夕はすっかり寒くなってきましたね。
寒暖の差が大きくなると、本式の風邪とまでは行かなくても出てくる喉の痛みや、咳、痰のからみ。
今日は喉系に良く効くと言われ、いよいよ美味しくなってきた旬の大根と、薬膳には欠かせないくこの実を合わせた冬に向くサラダを作ってみましょう。

大根とくこの実のサラダ

材料と分量(2人分)
大根 200g
小匙1/2弱
くこの実(乾燥したもの) 大匙1
貝割れ菜 1/2パック
<ソース>
ポン酢 大匙2
サラダ油 小匙1
作り方
1.大根は4㎝×1㎝ 2㎜の厚さの短冊に切り、塩を混ぜて5分ほど置いてしんなりしたら水を軽くしぼる。
2.くこの実は洗ってぬるま湯に付けて(15分くらい)ふっくらとしてきたらざるにあげる。
3.大根とくこの実を混ぜ合わせて、貝割れ菜を飾る。
4.ソースをかけてどうぞ。

大根の辛味成分にはがん予防の効果も!

大根の有名な効能はアミラーゼ、ジアスターゼ、ペルオキシダ-ゼなどに代表される消化酵素の働きですが、このほか、有害物質を駆除する効果や、発がん性物質の活動抑制効果などがあるとされています。

又、大根の辛味成分である「メチルメカプラン」には血栓の防止効果や解毒作用があり、生活習慣病の予防やがんの予防効果などに効果があります。
その中で古代中国の医学書には「大根は痰を取る。」と書かれているそうです。

冬に風邪をひきやすい方、喘息の方、年配の方は咳が出やすいのですが、大根を食べると体内の余分な熱を取ったり、肺を潤す作用がありますので、風邪の熱や喉の痛み、咳、痰が取れ、気管支がスッキリします。

又、一緒に組み合わせた「くこの実」は古くから滋養強壮、不老長寿、解熱、眼精疲労にも効能ありの薬膳には欠かせないものです。

料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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