お天気の良い日は、毎日、ヨガや他のスポーツの代わりに、春の芽吹きを感じながら森を歩いています。Doornspijkから車で12分のNunspeetという鉄道の駅の裏からすぐVeluweの森がはじまっています。今日は、森林浴というけれど、どれくらいストレス解消の効果があるか、ちょっとまとめてみました。
独立行政法人森林総合研究所により2つの実験が行われたときのデータを参考にしてみましょう
1「森林系環境要素がもたらす人の生理的効果の解明」
2「森林セラピーの生理的効果の科学的解明」
実験の結果は、森林を身体に負担のない程度に歩いて、深呼吸したり、五感を澄ましたりして過ごすことで適度にリラックスできるということです。それはマイナスイオンやフィトンチッドといった森林独特の化学物質の作用で副交感神経の活動が活発化され、ストレス時に高まる交感神経活動が抑制されるからだそう。
また、ストレスの度合いを計るときに目安にする唾液中の分泌ホルモン、コルチゾールの濃度が低下することも証明されたそうです。
一週間に1回、2〜3時間ほど森を歩くことで心身ともにリラックスして健康に過ごせるって本当に自然の恵みに感謝ですね。
また、都市で暮らしていて忙しいと日光浴を忘れる事があります。そうすると太陽ビタミンとよばれるビタミンDが不足しがちですが、毎日15分くらい太陽に当たるだけで、血圧を健康値に保って、心臓病、糖尿病を防ぐ効果があるそうです。
わたしは北海道の田舎で産まれました。先日、ちょうど2年振りに日本へ帰国して実家で過ごしたときに感じましたが、道産子としては深い山間に入って行く森のイメージが強く、ヒグマが出没するという観念でいます。それとくらべるとオランダの平たんな森はとっても安心です!