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私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

HERBIN(エルバン)で本格的カリグラフィー

おフランスかぶれのうたかたの日々

コロナ禍の巣ごもり期間、趣味や習い事を新たに始めた方も多いと思います。
私も筆ペンを使って「カリグラフィー」を少しずつ勉強していました。
一日中パソコンとにらめっこする職業柄、あえてオフラインの、手書きのあたたかみに魅力を感じるんです。

HERBIN(エルバン)

カリグラフィー(calligraphy)とは、文字を美しく見せる手法のこと。
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーでアイテムを購入すると、素敵なカリグラフィーをその場で書いていただけるのですが、自分でもこんなに素敵な文字が書けたらいいなあ、とずっと思っていました。

ビュリーのパッケージ

仕事が忙しくてカリグラフィーの練習もあまりできていなかったのですが、先日、HERBIN(エルバン)のペン・インクセットを友人からいただいて、思いが再燃。
今まで敬遠していた本格的なカリグラフィーに挑戦しています。

HERBIN(エルバン)のペン・インクセット

HERBIN(エルバン)は、ルイ14世在位時代1670年にパリで生まれた(2020年で生誕350周年!)、歴史ある老舗ブランド。
主にシーリングワックスとインクを取り扱っていて、シャネルの香水瓶の封はその誕生以来ずっとエルバンが手がけているのだとか。

パイン材に「La Perle des encres」(インクの真珠)と焼印を施したこの筆箱は、かつて小学生が筆記具を入れるために使っていたものなのです。
なんてときめくアイテムなのでしょう…!

ヴィオレ・パンセという紫色のインクはブランドを代表するカラー。
1966年までは、フランス全土の小学校で「指定カラー」として愛用されていたそう。

HERBIN(エルバン)のペン・インクセット
ボトルの手前には溝があり、ペンを置くことができるのです

いざ始めてみると、とても難しいです。
どのくらいのインクをペンに乗せればうまく書けるのか、YouTubeなどでHowTo動画を探しながら試行錯誤。

初めてまともに書けた「Merci」の5文字。
インクの継ぎ足し方や、太さの調整、力のかけかたなどまだまだですが、インクの紙への滲み方など惚れ惚れしてしまいます。

カリグラフィー

300年前のフランスではこのペンとインクで恋文を綴っていたのだなあと思うと、ひとことひとことの言葉の重みがずしっと響いてくるよう。
チャットでかんたんにコミュニケーションが取れる便利な時代に、あえてインクを使ったペンで文字を送ること、なんだかとても素敵だなとつくづく感じ、言葉を選ぶのにオンラインではそれほど時間もかけていないことに改めて気付かされたように思います。

いつもお世話になっている方へ、なかなか会えない大切な方へ、単語や言い回しをあれやこれやと考えながらメッセージカードを送ってみるのも素敵ですね!

仕事の合間の休憩がてら毎日ちょっとずつ練習する日々です。

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