定期的に通っているカフェがいくつかある。
20年くらい通っているかな、長いところだと。
1度気に入るとずっとそこに通ってしまいがちだから、新規開拓がなかなかできないのが悩ましいところ。
今回はその中でも特にお気に入りのカフェをご紹介してみようと思う。
東京の中のフランスで食べる絶品ガレット『La Fee Delice (ラ フェ デリース)』
まずは原宿のキャットストリートにある、フランス本格ガレットとワインのお店『La Fee Delice(ラ フェ デリース)』。
ひとたび足を踏み入れたら、そこはもうフランス。
赤を基調としたオシャレなエントランス、アンティークの家具やインテリアでいっぱいの店内、
ここを嫌いな女子はいるのか?(あくまで個人的見解)と思うくらい、本当に素敵なお店。
オーナーのおひとりが、ガレットの本場、フランスの方らしい。
インテリアも供するガレットも本格的なのもうなずける。
ここへ来たらガレットとデザートクレープと、できれば両方食べてほしい。
そば粉を使った食事系ガレット、小麦粉生地の甘いクレープ、どちらも本当においしいのだ。
娘もここのガレットとクレープが大好き。小さい頃は母とシェアして食べていたものだが、近頃はひとり分余裕でペロリ。
そしてなんと言ってもスタッフの皆さんが魅力的。
いつもはつらつと立ち働いていて、なんとも気持ちがいい。
平日もさることながら、週末はおそらく飛び込みでの入店は難しい。
それくらいの人気店なので、予約をして行くのがおすすめ。
有形文化財の古民家でいただく絶品スイーツ『泰山堂カフェ』
お次は秩父にある『泰山堂カフェ』。
数年前、確か古民家カフェで検索していたときに見つけたところ。
こちらは未就学児(7歳未満)入店不可で、娘がまだ保育園児だった当時、7歳になったら絶対に行く…!
そう固く決意して数年待ってやっと行けたという経緯があった。
だから、初めて訪れたときの喜びたるやそれはもうひとしお。
昭和初期に建てられた木造長屋を改築した建物は、有形文化財にも指定されていて。
歴史からくる重厚さと本物のアンティーク感はなかなか味わえない趣。
大きなスピーカーから流れてくるジャズの調べが店内の雰囲気にピッタリで。
むき出しの立派な梁を眺めつつ、大人のための空間を味わう時間がたまらなく好き。
ここのおすすめは何と言っても“ヌガーグラッセ”!
カフェのスイーツは、本場フランス仕込みの腕を振るうオーナーの娘さん作なのだけれど、
なかでもこのヌガーグラッセは絶品。
ケーキともアイスとも言えるし、そのどちらでもないような……。とにかく不思議な食感。
これを食べたいがためにはるばる秩父まで行っていると言っても過言ではないくらいお気に入りの一品。
通称“マダム”と呼ばせて頂いているオーナーは、美しい白髪と、上品な佇まいが密かにわたしの憧れ。
都会の喧騒を離れ、穏やかな時間を過ごしたいときにうってつけのカフェのひとつ。
元銀行マンが淹れる極上の紅茶を味わう『chai break(チャイブレイク)』
ラストは、吉祥寺にある『chai break(チャイブレイク)』。
元々、コーヒーが飲めなくてもっぱら紅茶党。さらに言えばチャイが大好き。
吉祥寺はしょっちゅう通っていて、その中で見つけたのがこちらのカフェ。かれこれ10年近く通っているかも。
落ち着いた雰囲気の店内は、ひとりでフラっと入るもよし、友人とお茶を楽しむのもよし。
元銀行マンだったオーナーが、紅茶に惚れ込み脱サラをして開いたのがこのチャイブレイク。
茶葉の買い付けにご自身でインドに行くほどのこだわりようで、厳選された紅茶はもちろんのこと、
特にわたしはチャイが大のお気に入り。
行くたびに頼むのが、この特濃煮出しミルクティー。
チャイというとスパイスが入ったものを思い浮かべる人が多いかもしれないが、スパイスなしでも甘く濃く煮出したミルクティーを広くチャイという。
オーナー以外にもスタッフの方が淹れてくれるときもあるけれど、ここだけの話、オーナーが淹れてくれるチャイが1番おいしいと思っている。コクと深みがまるで違う気がする。
紅茶専門店だけれど、料理もかなりおいしくて。
ランチで行くとチャイとともに頼むのが、ポトフランチ。
ゴロゴロ野菜がたっぷりと入った、自家製のシナモントーストが添えられたポトフは、野菜不足だなと思うときにもってこい。
片手間では作っていない本当に手間ひまかけた料理で、食べるたび大満足の味。
どのカフェもそれぞれ個性が違って、甲乙なんてつけられない。
こうして書いている間にも、ガレットもまた食べたいし、ヌガーグラッセも恋しいし、チャイも飲みたくなってきた。
そろそろまた行こうかしら。
To be contimew