CheRish Brun.|チェリッシュブラン

私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

だまされたと思って作って欲しい!八杯豆腐(はちはいどうふ)汁

足立さんのレシピノート〜美味しいと知恵〜

若葉薫る5月に入りましたけれど、私の住む苫小牧はようやく桜が咲き始めたところです。
寒暖差の激しいこの頃ですが、皆さま体調を崩されていませんか?
健康は毎日の食事から…今月も、ちょっとの手間と工夫をお伝えします。

今月のお題:大豆製品を積極的にとりたい!

大豆は古くから日本で親しまれてきた食材の一つです。

改めて大豆(だいず)豆(まめ)を召し上がったことはありますか?
噛むと噛むほど味わい深い美味しいお豆です…と言っても大豆豆ばかり毎日食べているわけにも行きません。

そこで大豆を基にした「大豆製品」がたくさん出回っています。
代表的なものはお豆腐・油揚げ・納豆・味噌などでしょうか?

大豆製品

大豆の一粒にはさまざまな栄養が詰まっています。
タンパク質・脂質・糖質・ビタミンB1・ビタミンE・カリウム・カルシウム・リン・鉄…etc.栄養素の種類がとても豊富です。
ビタミンやミネラルの含有量が多いのも特徴の一つです。

また、大豆にはコレステロールが全く含まれていないこともわかっています。
そして、女性に嬉しい栄養素「大豆イソフラボン」の効果はあまりにも有名です。

現在、厚生労働省推奨している大豆製品の量は一日100ℊですが、毎日キチキチと食べるのは大変。
ゆるーく1週間単位で考えると良いでしょう。

八杯豆腐(はちはいどうふ)汁

八杯豆腐汁

今日は、お豆腐をたっぷり使った昔からの美味しいお汁をご紹介しましょう。

八杯豆腐の由来は、美味しくて八杯も食べてしまうとか、お出汁の割合がだし6に対してお醤油とお酒が1ずつとか諸説諸々ですが、美味しくてあっという間に数杯食べてしまうのは本当です。

材料と分量(2人分)

  • 絹ごし豆腐…1丁
  • 濃い目にとったおだし…2カップ
  • 醤油…大さじ1・1/2
  • 酒…大さじ2
  • おろし生姜…適宜
  • 水溶き片栗粉…水1/4カップに片栗粉大さじ1

※お好みでなめこを入れても美味しい

作り方

  1. 鍋に濃い目にとったお出汁を用意します
    パック出汁や、白出汁で取ったお出汁は塩分が入っていますからお醤油の量を減らしてください
  2. 豆腐は拍子木切りに、生姜はすりおろします
  3. お出汁を沸かした中に醤油とお酒を入れる
  4. ③にお豆腐を入れて、一煮立ちしたら火を弱めて水溶き片栗粉を回し入れとろみをつける
  5. 再度ふつふつ言ってきたら出来上がり。器に盛り付け上に生姜をのせる。

撮影機材:Nikon Z fc

料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pinterest
Evernote
Feedly
Send to LINE