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お肌にやさしい、アロマ香る手作りハーブ石けん

ハーブ・漢方生活はじめてみませんか
手作りハーブ石けん

汗をたくさんかく今の季節、お肌の調子が悪くなったりしていませんか?
また、マスクによる肌荒れに悩んでいませんか?

実は冬の乾燥や、紫外線だけがお肌の大敵ではないんです。
たっぷりと潤っていそうな夏のお肌も、実は乾燥している可能性が!

今回は、お肌にやさしい、精油で香りをつけたハーブ石けんを紹介します。
簡単にハンドメイドもできますので、自分の好きなハーブや香りでお気に入りの石けんを作ってみてくださいね。

石けんって何?

石けん

石けんは、とても古くから使われている洗浄剤です。
天然の油(植物油や動物油)とアルカリを反応させてできる界面活性剤を主成分としています。

一方で、一般的な洗浄剤は、石油などを原料として化学的に合成された合成界面活性剤を主成分としています。

石けんの良い所は?

石けんの泡

石けんは、「お肌にやさしい」「しっとりする」といったイメージありませんか?
実際に石けんで洗うと、お肌のつっぱり感がなくなったり、冬でも乾燥しにくくなったりすることがよくあります。

これは、石けんの性質にあります。
石けんは、泡が皮膚の表面の汚れのみを落とし、泡がなくなれば洗浄力がなくなります。
また、ぬるま湯できちんと流すことで、皮膚に石けんが残ることはありません。

つまり、皮膚にもともと備わっているバリア機能や保湿機能はそのままに、肌の表面の汚れのみを落とします。
洗い終わった後は、つっぱり感が少なく、適度にしっとりしています。

一方で、合成界面活性剤を主成分とする洗浄剤では、洗浄力がとても高いのが特徴ですが、皮膚に必要なバリア機能や保湿機能までも落としてしまう可能性があります。
すすぎ残し等があると、肌への刺激になってしまいます。

敏感肌や乾燥肌の方は、石けんを使うことで今までの悩みが解消されるかもしれません。

夏でもお肌の乾燥に注意!

夏は、汗をかくことによって、皮脂汚れや毛穴のつまり、においが気になる季節です。
お肌のケアも、汚れをいかに取り去るかに重点が置かれがちです。

洗浄成分が高い方がお肌に良いと思われがちですが、汚れとともに、皮脂の摂りすぎによって、夏でも隠れ乾燥肌になっていることがあります。

皮膚表面の汚れは、夏でも石けんで十分に落ちてくれます。
肌の油分を取り過ぎないことが、夏のお肌ケアでもとても大事になってきます。
そして、洗浄後はしっかり保湿することで、紫外線によるダメージも少なくなります。

石けんでは、化粧品の汚れは落ちにくいので、できれば石けんでの洗顔の前に、クレンジングを行うことをおすすめします。
その際も、必要以上に皮脂を取り過ぎないものを選ぶようにしてくださいね。

ハンドメイドでできる、アロマ香るハーブ石けん

手作りハーブ石けん

市販の石けんを選ぶ際には、余計なものが入っていないシンプルな石けんを選ぶようにしましょう。
植物油や動物油などの天然油脂、苛性ソーダや苛性カリなどのアルカリ、精油やハーブなどが主原料かどうかチェックしてみてください。

香りがついているものは、天然精油配合のものが断然おすすめです。
ほのかなやさしい香りが、アロマテラピー効果にもなります。

石けんは、自分で手作りすることもでき、作り方は2通りあります。

植物油と苛性ソーダで作る方法

植物油に苛性ソーダを加え、ハーブティーや精油をお好みで加えて作る方法です。
石けんの本格的な作り方で、自分の好きな植物油を選ぶことができ、その時のお肌の調子や季節に合った石けんを作ることができます。

苛性ソーダは、強アルカリ性の劇薬で、薬局での購入となります(印鑑が必要です)。
また、とても危険なものですので、取り扱いには注意が必要です。

石けん素地を使う方法

上記の方法はハードルが高いという方には、石けん素地を使う方法がおすすめです。
あらかじめ天然油脂とアルカリを反応させたもので、ここに水分や精油などを加えると石けんができあがります。

石けん素地は、手作り化粧品などの材料の取り扱いがあるお店で購入可能です。(ネットでも購入できます。)
購入の際には、添加物などが含まれていないものを選ぶようにしてください。

今回は、石けん素地を使う石けんの作り方を紹介します。

材料(ラベンダー石けん2個、マリーゴールド石けん2個)

手作り石けん材料
ラベンダー石けん

石けん素地…100g
ラベンダーのハーブティー…15mL~
ラベンダー精油…10滴
ゼラニウム精油…5滴
ビニール袋…1枚

マリーゴールド石けん

石けん素地…100g
マリーゴールドのハーブティー…15mL~
ローズマリー精油…15滴
ビニール袋…1枚

作り方

  1. ラベンダーのハーブティー、マリーゴールドのハーブティーをそれぞれ作ります。少し濃いめに作っておきます。
  2. ビニール袋に石けん素地、精油を入れます。
  3. ハーブティーを少しずつ加えていき、耳たぶ程度の固さになるまでよく練ります。(ハーブティーを抽出した後のハーブや、ハーブパウダーなどもここで加えます)
  4. ソープ型に入れて成形したり、手で好きな形を作り、風通しの良い場所で4日~1週間程度乾燥させてできあがりです。

※ハーブや精油はお好みで加えてください。無香料がお好みの方は、石けん素地と水のみで作ってください。

石けん素地の洗浄力や保湿力に加え、ハーブや精油を加えることによって、それぞれの相乗効果も期待できます。

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ラベンダーは、抗菌作用をもつハーブで、皮膚への刺激が少ないので、化粧品やヘアケアにもよく使われています。
また、香りがとても良いので、リラックス効果も期待できます。

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ゼラニウムは、女性に人気のやさしい香りが特徴です。
皮脂の分泌のバランスを回復させたり、こころのバランスにも良い効果をもたらします。

マリーゴールドは、古くから皮膚のトラブルに用いられてきました。
皮膚の炎症や傷に、軟膏としても使われているハーブです。

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ローズマリーは、「若返りのハーブ」とも言われ、抗酸化力の高いハーブです。
血液循環を促進するので、冷えなどにも効果的です。
香りや刺激がやや強いので、精油を使う場合はラベンダーやゼラニウムとのブレンドもおすすめです。

ハーブや精油はお好みのものを選んで作ってみてください。
ただし、洗顔料として使う場合は、刺激の強い精油の使用は控えてください。また、敏感肌の方や妊娠中の方は、使用できない精油があります。

手作り石けんの使用に際しては、お肌に合わない場合は直ちに使用を中止してください。
また石けんは、泡立てネットなどでよく泡立ててから使ってください。

日頃からお肌の悩みがある方は、天然原料で作られた石けんを一度試してみてはいかがでしょうか。
洗い心地さらには香りにも癒されるので、この夏のお家時間におすすめですよ。

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