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今注目の免疫力をハーブでUP!!~病気になりにくい体へ~

ハーブ・漢方生活はじめてみませんか

今注目の免疫力をハーブでUP!!~病気になりにくい体へ~

すぐに風邪をひく、疲れやすい、花粉症がつらい...こんな症状に心当たりのある方、免疫力が低下しているかも!
私たちの体には、病気の原因となるものと戦う力「免疫力」が備わっています。この免疫力がきちんと働かないと、病気にかかりやすくなります。

今回は毎日を健康に過ごすために、ハーブで免疫力をアップさせる方法を紹介します。

免疫とは? 

自分と自分以外の細菌、ウィルスやがん細胞などの異物、つまり自分にとって良くないものを区別して、体の中に入ってきた異物を「抗原」として認識して攻撃し、「抗体」を産生して排除してしまうシステムのことを免疫といいます。

免疫は、「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類に分けられます。「自然免疫」は、生まれつき持っている免疫で、体内に入ってきた異物を退治します。「自然免疫」で得られた異物の情報を、免疫を担当する細胞へ伝え、より強力な「獲得免疫」ができ、異物を攻撃したり「抗体」を作ったりします。

これらの免疫システムがうまく働かないと、体の中に入ってきた異物を退治できず、病気になりやすくなります。

自然治癒力とは?

私たちには、病気やケガから体を守ったり、治そうとする「自然治癒力」が働いています。体温やpHなどの体内の環境は、外部の環境が変わっても常に同じ状態を保つように制御され、体の外から侵入してくる異物を防ぐ働きが備わっています。

つまり、生命を維持するために、体の恒常性(ホメオスターシス)を保っているのです。この恒常性を維持するためには、自律神経系、内分泌系、免疫系の3つのシステムが連携し、バランスをとる必要があります。

自律神経系は、生命維持に必須の機能(睡眠や呼吸など)を調整し、内分泌系はホルモン分泌の調整、免疫系は体の抵抗力を維持しており、この3つのバランスが崩れると、体調も崩れてしまいます。つまり、免疫系だけを高めても自律神経系、内分泌系がうまく働かないと、自然治癒力はきちんと機能しないのです。

薬(医薬品)では、これらのバランスすべてを調整するものはありませんが、ハーブは、このようなシステムのバランスをうまく調整してくれる力があり、自然治癒力を高めることができるのです。

腸内の免疫も大事

口から食べる食物の中には、数え切れないほどの細菌やウィルスといった「抗原」が含まれているため、食物の消化を行っている腸にも免疫システムが備わっており、たくさんの免疫に関係する細胞が存在しています。

腸内環境(腸内フローラ)がうまく保たれていないと腸内の免疫システムがうまく働かず、病気になりやすくなります。

免疫力をアップさせるには?

免疫力をアップさせるためには、自律神経系、内分泌系、免疫系のバランスをとることが重要です。まずは毎日の生活習慣を見直してみましょう。食べること、眠ることなど、日々行っていることが、免疫力を低下させているかも!

バランスの良い食生活

毎日、バランスの良い食事できていますか。いろいろな食材(特に旬の食材)をバランスよく、適量を食べましょう。腸内環境を整える食材も積極的に摂りましょう。(発酵食品、ヨーグルト、食物繊維を多く含む食材など)

ストレスをためない

自律神経が乱れると交感神経が高まり、体の抵抗力が下がったり、アレルギー反応が出ることも。なるべくストレスをためない生活をしましょう。ストレスの嵐にさらされている人は、次のことに挑戦してみてください。それは、笑うこと。笑いも免疫力を高めてくれます。つくり笑いでも効果があるんですよ!

睡眠

不規則な生活や睡眠不足は、内分泌系や自律神経系に影響を与え、その結果、免疫力を低下させます。早寝早起きはもちろんのこと、寝室で好きな香りを楽しむなど、リラックスできる環境をつくることも大切です。

体を冷やさない

体温と免疫は深く関係しています。体温が1℃変動することで、免疫力が増減するとの報告があります。入浴、運動、食事などで体を温める工夫をしましょう。

ハーブで免疫力アップ

ハーブで免疫力アップ

免疫に関係するハーブ、体を温めるハーブやストレスに関係するハーブなどを紹介します。自分の体の調子や生活スタイルに合わせてハーブを選んでみましょう。毎日の生活習慣に取り入れて、病気知らずの体を目指しましょう。

ハーブティーは、美味しく飲むのがいちばんです。最近では、飲みやすい市販のブレンドハーブティーも手軽に購入することができるようになってきました。ハーブティーが少し苦手という方は、ここで紹介したハーブがブレンドされているものを探してみるのもおすすめです。
 

エキナセア

北米の先住民が、風邪や伝染病の治療に用いていたハーブ。免疫の働きを活性化させる作用や、抗菌、抗ウィルス作用が確認されています。ハーブティーやサプリメントで摂ることをおすすめします。

ネトル

ネトルは、古くから体質改善を目的に使われてきたハーブです。フラボノイド、クロ
ロフィル、ビタミンC、葉酸、ミネラル(鉄、カルシウム、カリウム、ケイ酸)などの、女子には嬉しい栄養素を豊富に含み、アレルギー疾患やリウマチなどの免疫疾患に良いといわれています。日本茶のような味なので、食事バランスが崩れているときなどに、毎日飲んで欲しいハーブです。

パッションフラワー

不安や緊張、それに伴う不眠によいハーブで、心身をリラックスさせます。作用がおだやかなハーブで、毎日ぐっすりと眠れないという人に使ってもらいたいハーブです。お茶として飲むのがおすすめです。

ジャーマンカモミール

心身をリラックスさせ、冷え性の人にもおすすめのハーブ。ジャーマンカモミールのお茶に、牛乳やハチミツ、ショウガ、シナモンなどをいれると、さらにぽかぽか効果が期待できます。

アダプトゲンハーブ

アダプトゲンハーブ

アダプトゲンハーブとは、ストレスに対する適応力を高める働きがあり、汎用性が高く、通常使用量では害がないものです。自律神経系、免疫系、内分泌系のバランスを調整し、体の恒常性を維持します。高麗人参やエゾウコギ、霊芝などがありますが、手軽に入るものとして、マイタケやシイタケなどのキノコ類がおすすめです。

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