ママ至上主義。
過去の愛猫たちは揃ってそうだった。
当然よね。
ご飯をあげるのも、トイレを綺麗にするのも、お世話の何もかも。
すべてはママであるわたしだ。
トムジェリももちろんママが大好き。当然よね。
がしかし。
トムにはママ以上に好きな人がいる。
娘だ。
朝起きてきたら最大級の喜びを表し、ストーカーさながら、娘のあとをついて歩く。
わたしが起床したところで、そこまで喜びはしない。
ご飯くれとは言うけれど。
極めつけは寝るときだ。
ジェリーは絶対わたしのベッドに入って寝る。
トムはいいとこ、布団上。試しに入れても秒で出ていく。
ところが。
娘の布団の中には潜ってくるというのだ。それも自ら。しかも毎日!
「ぴっちゃん(娘の呼び名)のお布団にはね、トムくん自分から入ってくるよ。一緒に寝てる。」
鼻を膨らませて娘は言うのだ。それはもう得意げに。
「ふ~~~~ん、良かったね~」
ポーカーフェイスで返すけど、内心羨ましくて仕方がない。
何なの?何が違うの?
密かに真剣に考えてみた。
娘にあって…わたしにないもの…
若さ…?
To be contimew.