観たい海外ドラマはたくさんあれど、何シーズンも何話も続いていると、観始めるのに腰が重くなりますよね。今回紹介するドラマ『クイーンズ・ギャンビット』は、1シーズン完結で全7話というコンパクトな構成。1950〜60年代のアメリカを舞台に、孤児院に預けられた少女ベス(アニャ・テイラー=ジョイ)が、天才的なチェスの才能を開花させていく過程を描く物語です。
おすすめするポイントは3つ。
その1 スポ根的ストーリー展開
孤独感や依存症に悩まされながらも、男性優位のチェス界に年端もいかない少女ベスがのし上がっていく様は痛快です。ラストはちょっときれいすぎる終わり方ですが、スカッと爽快な気持ちに。
その2 チェスのルールが分からなくても楽しめる
チェスのシーンは、心理描写にフォーカスされた演出がなされており、60年代のジャズが流れる中、説明過剰すぎずテンポよくゲームが進みます。本作では、複数の相手と同時に対局する「多面指し」や制限時間が通常より短い対局「早指し」などが出てきますが、心地よく緊迫感を味わえます。
その3 アニャ・テイラー=ジョイ演じるベスがおしゃれで可愛い!
孤児院で育ったベスが少しずつ現実世界に溶け込み、回を追う毎に自信や個性を持っていく様子を、ファッションセンスが磨かれていく様で表現しています。ストーリーだけでなく、ベスのガーリーでレトロモダンなスタイルにも毎回目が釘付けになります。またチェスのツアーで回る世界の高級ホテルの家具や壁紙などのインテリアも素敵です。
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世界で大ヒット中のドラマ『クイーンズ・ギャンビット』。コンパクトに、わかりやすく、面白くまとまったベスの成長物語をご堪能ください。元気になれる一作です。
『クイーンズ・ギャンビット』
Netflixにて独占配信中
https://www.netflix.com/title/80234304