「Netflixが大好きだ!」と今まで訴えて続けていたわたくし。
今年は特に在宅時間が長く、より長くNetflixを視聴することになりました。
CheRish Brun.の連載でも何回かNetflixの番組について書いてきました。
「フランス語の字幕付きでも作品を観ることができる」ことをNetflixの魅力として挙げていたとおり、単なる映画鑑賞だけでなく、勉強用の教材として活用していたんです。
ですが先日、目からウロコの技を教えてもらって、教材としての役割が倍増しました!
Netflixを外国語の勉強としても利用しているみなさんもぜひ活用していただければと思います。
この技を教えていただくまでは、私はNetflixをTVか、iPhoneでしか観ていませんでした。
フランス語字幕(クローズドキャプション)中心に観ていて、わからない単語が出てきたら一時停止して辞書で調べたり、それでも意味が通じないときは日本語字幕に切り替えて観ていました。
この技を知ってしまったら、これってなんて効率悪いやり方だったんだろう…って思います。
なんと、勉強用として利用するには
「PCのGoogle Chromeで観る」
のが最良の方法だったのです…!
もっと早く知りたかったー!
- Google Chromeを開く(PCに入っていない場合はダウンロード)
- [拡張機能]で「Netflix subtitle」などで検索し、インストール
(私は「Subadub」という拡張機能を利用しています) - 2.でインストールした拡張機能を有効にして、Chromeを再起動
- NetflixをChromeで観る
字幕を選択して、「Download SRT」をクリックすると、字幕ファイルもダウンロードできるのです。
字幕ファイルは「SRT」というあまり見慣れないファイル形式ですが、[メモ帳]や[テキストエディタ]などのソフトで開くことができます。
日本語字幕とフランス語字幕を並列して観ることができるのでとっても便利。
楽しみながらお勉強ができます。
↑は『パーフェクト・スイーツ: フランス編』C’est du gâteau!の一コマ。
私はこの番組が本当に大好きで、繰り返し何度も観てしまいました。
フランス語タイトルの「C’est du gâteau!」は直訳すると「それはお菓子です」になるのですが、「朝飯前だ!」という意味があるフレーズ。
「フランス編」と日本語タイトルにあるとおり、他の国のバージョンもあります。
素人たちによる「お菓子作るの下手くそ選手権」。
この番組のいいところは、とにかく「参加者を讃える」ところ。
参加者が挑戦するのはお菓子づくり(お菓子というよりは「工作」でしょうか)。
やらせだとしてもここまで下手くそに作れないだろうってレベルのもののオンパレード。
スパチュラやマドラーなど道具を使わずに、粘土工作でもしているかのようにペタペタ手で触るわ、高いミキサーをものの見事にぶっ壊すわ、床にわんさかぶち撒けるわの大騒ぎ。
何が面白いかって、明らかに不味そうなのに、審査員たちも、他の参加者たちも、誰も「不味そう」とは言わないんです。誰も卑下しないんです。誰もけなさないんです。誰もバカにして笑わないんです。
それどころか、みんな楽しそう。
ペタペタ手で触ってても司会者の「手は洗ったのかい?」のツッコミに「うん、昨日ね」なんて返せる参加者のノリもとてもいい!
明らかに失敗…というかお手本とはまったく違うものを作っても
「これは愛を込めて作ったから♡」って失敗を認めず、自分が自信を持っているところをプレゼンするのも、ポジティブ過ぎて愛おしい。
あれ、いつの間にか「パーフェクト・スイーツ」の愛を語り過ぎていました(汗)
今月配信されたフランソワ・トリュフォーの『柔らかい肌』『恋のエチュード』にはフランス語のクローズドキャプションがなく、非常に残念ではありますが…
以前に観たときよりも、だいぶフランス語が理解できている自分の進歩に気づけました。
フランス語だけでなく、さまざまな外国語の学習にも使えるGoogle Chromeの拡張機能。
海外旅行へ気軽に行けない今の気持ちを晴らすのは、旅行気分を味わえる作品などで外国語の勉強を楽しむのが私にとっての最適解。
脳内データベースに単語や慣用句を今のうちにたっぷり詰め込んでおこうと思います!