こんにちは。セラピストの堀井美岐です。夏至が過ぎ、本格的な夏が到来しますね。
前回は、梅雨におススメの万能スプレーをご紹介しましたが、今回はアロマテラピーの基本とかんたんに取り入れられるアロマテラピーをご紹介します。
アロマテラピーとは?
植物の花、葉、果皮、種子、樹脂などから抽出した精油には、各植物によって特有の香り、性質、効能を持っています。
この精油の香り成分を使って、心身のトラブルや不調を対処したり、健康や美容に役立てる自然療法がアロマテラピーです。
アロマ(芳香)+テラピー(療法)
すぐに取り入れられる芳香浴
アロマテラピーとしてすぐに取り入れられるのは、芳香浴です。アロマディフューザーなどがなくても、カップなどにお湯をはり、好きな精油を数的垂らす。これだけです。
お仕事中にリフレッシュしたいな・・・という時には柑橘系の精油を使いデスクの上に置いたり、心地良い眠りに尽きたい時にはラベンダーの精油を使いベッドサイドに置くだけで、かんたんに芳香浴が楽しめます。
人間には五感(味覚・視覚・触覚・聴覚・嗅覚)がありますが、その中で嗅覚が最も脳にダイレクトに届くと言われています。
鼻から嗅いだ香りは最初に脳の「大脳辺緑系」に届きます。大脳辺縁系は、生命維持に必要な本能(食欲・性欲・睡眠浴など)や喜怒哀楽の感情を司ることで、自律神経調節のための中枢的機能を持つ「視床下部」を調節する働きがあります。
香りを嗅いだ時に、情景が思い出されたり、懐かしさを感じることってありますよね?これは、大脳辺縁系により、香りがしっかり記憶されているからなのです。
どんな精油を選べば良いの?
精油には様々な種類がありますが、まずは、自分で精油を嗅いでみて好きな香りを選んでみましょう。
精油の香りには、それぞれ効果効能はありますが、効果効能から選んでもその香りが好みでなければ効果を発揮できません。
好きな香りは自分にとって必要な香り。それだけで癒されます。
これからの時期にオススメな精油
夏に向けて私がオススメするのは清涼感ある「ペパーミント」です。
ペパーミントにはクールダウン効果があるといわれています。夏になるとミント系のクールアイテムを多く見かけるのもそのせいかもしれないですね。
ぜひ、夏にはペパーミントの精油を使た芳香浴をお試しください。ペパーミントの香りが清涼感とリラックス感をもたらしてくれるでしょう。
そして、先月も少しご紹介しましたが、ペパーミントの精油で作るアロマスプレーは体感温度を下げてくれるので、ぜひこれからのシーズンは活用したいアイテムです。
アロマスプレーの作り方はこちらから
みなさん、暮らしの中に上手にアロマを取り入れてみてくださいね。