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栄養バランスを調える、五色で薬膳ごはん

ハーブ・漢方生活はじめてみませんか
栄養バランスを調える、五色で薬膳ごはん

今年も残りわずかになってきました。何かと忙しい年末、さらには忘年会などの外食で食生活が乱れていませんか。
お家で食べる日はなるべくバランスのとれた食事を心がけたいものですが、ついついさっと済ませてしまったり、同じようなメニューになったりしてしまいがち。

そこで今回のテーマは、栄養バランスを五色で調える薬膳ごはんです。五色を意識するだけで、いつものごはんがバランスのとれたお家ごはんに大変身!今日からでも早速取り入れてみましょう。

五色って何?

バランスの良い食事を毎日とることって、意外と難しいと思いませんか?いろいろな食材を使って、メニューを考えて…..と思うだけで、料理を作るのが億劫になることありますよね。

薬膳では、「五行」をベースにした考え方があります。その中に「五色」があり、緑(青)、赤、黄、白、黒という五つの色をあらわしています。この五色は、体の機能をあらわす「五臓」や季節をあらわす「五季」に対応しています。

つまり、この五色を食事でバランスよくとることで、体のバランスが調い、季節による不調にも対応できるというわけです。

薬膳に興味があるけど、なんだか難しそうと思っている人でも、まずこの五色を意識す ることから始めてみましょう。

五色を意識してみましょう。

1日の食事を考えるときに、五色が入るように心がけてみましょう。
朝食に緑と赤の食材を食べれば、昼食と夕食に残りの3色が入るように献立を考えてみ
ください。
1食で全ての色を揃えようと思わずに、1日で考えてみると思ったほど難しくないですよ。

薬膳では、カロリーを意識することよりも、この五色を意識する方が大切であると考えています。(カロリー制限のある方や病気のある方は、お医者さんの指示に従ってくださいね)五色を意識することで、自然と栄養のバランスが調えられていきます。

また、季節と五色も対応しています。春は緑、夏は赤、黄、秋は白、冬は黒です。
それぞれの季節の旬の食材を見てみると、五色と対応していることが多かったりします。
季節によって、その季節の色の食材を少し多めに献立に加えてみるのもおすすめです。

五色に対応する代表的な食材

  • 緑の食材(五季:春 五臓:肝臓、目、胆のう)
    小松菜、ほうれんそう、春菊、きゅうり、長ねぎ、ブロッコリー、菜の花、キャベツ、おくら、にら
  • 赤の食材(五季:夏 五臓:心臓、小腸、血、舌)
    トマト、スイカ、鮭、まぐろ、かつお、たこ、牛肉、豚肉、羊肉、馬肉
  • 黄の食材(五季:土用(長夏) 五臓:脾臓、胃、口、筋肉)
    にんじん、かぼちゃ、とうもろこし、さつまいも、みかん、柿、びわ、桃、卵黄
  • 白の食材(五季:秋 五臓:肺、大腸、鼻、皮膚、髪)
    れんこん、里芋、長芋、大根、かぶ、たまねぎ、ゆりね、ぎんなん、白きくらげ、白米、梨、りんご、いか、白身魚、鶏肉、はちみつ
  • 黒の食材(五季:冬 五臓:腎臓、膀胱、耳、骨)
    なす、きのこ類、ごぼう、黒ごま、黒きくらげ、黒豆、ひじき、昆布、もずく、海苔

簡単薬膳レシピ:五色のバランススープ

簡単薬膳レシピ:五色のバランススープ
材料と分量(2人分)
かぶ1/2個
鮭(生)1切れ
かぼちゃ1/8個
黒ごま小さじ1
長ねぎ1/2本
しょうが1片(千切り)
松の実小さじ1/2
塩麹大さじ1/2
みそお好みの味に調整
出汁(昆布、かつお)300cc

五色のバランススープには、五色の食材が入っています。特に冬におすすめの食材を使ってみました。
忙しいときなど、お味噌汁やスープなどの1品に五色をバランスよく使うのもおすすめです。その時々の旬の食材を使い、季節によって味付けを変えてもいいですね。

また、五色に五味をプラスするとさらに健康維持や健康増進に役立ちます。
五味とは、「酸味・苦味・甘み・辛味・鹹味(塩辛さ)」の5つの味をあらわします。味覚だけでなく、ぞれぞれ五臓に働きかけ、体の調子を調える働きがあります。

五色や五味を意識することで、食欲もアップし、元気への近道になります。バランスのとれた食事で、体のバランスも調えてみてください。

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