8月に入り、いよいよ夏本番。
猛暑日続きの7月でしたから、もう既に夏バテ気味の方もいらっしゃるのでは?
夏は体温の上昇とともに、体はクールダウンを欲するようになります。自然界の不思議で、体を冷やしてくれる食材の多いのもこの季節。いわゆる夏野菜と呼ばれるものです。
この時期に出回っている露地野菜の栄養価はハウス物の2倍と言われています。
自然の力でスタミナアップ。この季節ならではの夏野菜を上手に取り入れて暑い夏を乗り切りましょう。
今日は茄子のキーマカレーをご紹介しましょう。
茄子のキーマカレー
材料と分量(2人分) | |
合挽き肉 | 200g |
玉ねぎ | 1/2個 |
茄子 | 2本 |
ピーマン又はししとう/td> | 2個 |
にんにく・生姜 | 各1片 |
カレー粉 | 大さじ1 |
コンソメ顆粒 | 小さじ2 |
水 | 1.5カップ(300㏄) |
サラダ油 | 適宜 |
塩・こしょう | 少々 |
トマトケチャップ | 小さじ1 |
酢 | 小さじ1/3 |
バター | 5g |
熱々のご飯 | 2膳分 |
作り方 | |
1.茄子・ピーマンは共に1.5㎝くらいの角切りに、玉ねぎ、にんにく、生姜はみじん切りにしておく。 | |
2.火の付いていない鍋にサラダ油、ばたーを入れてにんにく、生姜を焦がさないように炒め、香りが立ってきたら玉ねぎを入れて炒める | |
3.②を横に寄せたところに肉を入れて焼き付けながら、ぽろぽろに炒まったら②と合わせ、さらに茄子・ピーマンを入れて炒め合わせ塩・コショウをする | |
4.③にカレー粉を加え全体にカレー粉が回ったら水300㏄とコンソメ顆粒・トマトケチャップも加え火を弱めて10分ほど煮込んで、とろみがついたら出来上がり | |
5.熱々のご飯の横に沿えて召し上がれ。冷たいお水もお忘れなく。 |
美味しいだけじゃない!カレーに隠れたパワー
「キーマカレー」はひき肉を使ったカレーのことです。
インド料理が発祥ですが、インドでは宗教上の理由から牛肉・豚肉は使用せず、マトンや鶏肉のひき肉を使います。日本ではマトンのひき肉は手に入りずらいので、家庭では豚肉や牛肉を使っています。
さて、今回はカレー粉の効能について調べてみました。
何とインドに嫁いだ日本の方が毎日、カレーを食べていたところ、半年で肌ツヤが良くなり、冷え性が改善したそうです。まさにカレー粉は漢方薬の原料になっているものの宝庫ですから、素晴らしいパワーのあることが実証されたわけです。
カレー粉に含まれるスパイスは、ターメリック、ガラムマサラ、クミンシード、コリアンダー、唐辛子などが主なものです。
その他ににんにく、生姜なども入ることもあります。それぞれのスパイスにはそれぞれの効果がありますが、カレーの香りになるスパイスのクミンシードには・消化作用・解毒作用・お腹の調子を整える・肝機能を高める効能が、カレーの辛みを出す唐辛子には・カプサイシンによる発汗作用・食欲増進・抗酸化作用・老化防止・血行促進で冷え性に効果的、あの独特なカレーの色を出すターメリック(別名ウコン)には・鎮痛効果・抗酸化作用・止血作用・殺菌作用・アルツハイマーの予防・二日酔いに効果があります。
今書いたのは、カレー粉の中のほんの一部のスパイスですが、全部のスパイスにはどれほどのパワーが潜んでいるのか、おそるべしカレー粉です。
しかし、日常便利に使っている市販のカレールーでは、あまり効果化は期待できないようです。インドのカレーに比べてとろみをつける小麦粉や、油が多すぎるようです。
カレー粉を使って手軽にかんたんにおいしいカレーを見つけたいものです。
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