暑中お見舞いを申し上げます。
先日、朝、綺麗に咲いた朝顔を見て、しばらくすると蝉の声が聞こえてきて、
いよいよ夏がやってきたなあと感じました。
日本にある四季折々の季節、その時々に合った室礼をすることで、
今の季節であれば、「涼」を感じることができます。
衣替えの頃に、ガラスの食器を多めに替えましたが、それもまた日常が少し涼やかになっています。
そのように、季節を楽しむことは、あらためて素晴らしい日本の文化です。
と、月並みなことをお話ししているようですが、不思議なもので、それを見てくださる方に少しでも感じていただけたらと思い、用意したり、お花を生ける。
その最中、どうしたらより表現できるかしら、と考え、集中してお花をいけたりする、
じつはその時間が一番、暑さや時にその季節の寒さを感じず、豊かな時ではないかとさえ私は思います。
もちろん、それを見てくださった方たちが共感してくださり、お声をかけてくださる時が
最も嬉しい時に違いありません。
けれども、「その時間と経験」を得て、私はこの伝統が続いている理由がわかるような気がするのです。
さて、今回は朝夕に風がふと吹くと、アジアンタムの葉が揺れたり・・。
簡単なお手入れな生け方で、「涼やかなつながり」として、
お部屋にも「涼」が広がっていくといいなと思っていけました。
季節のお花をお部屋に、お家にぜひ飾りませんか。
良い夏をお過ごしください!
今回の五本のお花
*ジニア
*手毬
*マトリカリア
*チューベローズ
*アジアンタム
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