アメリカでは、出産前のベビーシャワーでプレゼントされるおむつケーキ。
日本でも、少し前から出産祝いとして、ちらほら見かけますね。
最近は完成品が種類も豊富に販売されていますが、私は数年前から手作りしています。

おむつケーキは、ダイパーケーキ、ダイアパーケーキ、ベイビーケーキとも呼ばれます。
「diaper」とは、英語で「おむつ」のこと。
要は、おむつをケーキに見立てデコレーションしたものが、おむつケーキです。
サイズや大きさ、デザインを含め、作り方に決まりはありません。
大きな何段重ねものデコレーションケーキ風でも小さなカップケーキ風でもかまわないのです。

とはいえ、おむつをどうやって形にしたらいいの？と考えてしまうひとも多いはず。
おむつをくるくると丸め、輪ゴムで止めたものを、たくさん作ると形成しやすくなります。

あるときは、ひとつずつおむつを「使用済みおむつ袋」に入れてから巻きました。
こうすると、ホコリがかぶらなくて衛生的なだけでなく、ママがお出かけの際などにこのままバッグに入れて使うことが出来ます。
ちなみに、使用するオおむつのサイズは、飾っておく期間も考え、少し大きめを選ぶと良いと言われています。渡すとき、サイズやメーカーも伝えてあげると良いですね。

下準備が終わったら、かごやトレイなどをベースにして並べます。
厚紙を切って台紙を作っても良いですが、便利なのが電子レンジ用トレイ。（100円ショップなどで手に入ります。）
小さめだと、本物のカップケーキやパウンドケーキ型を使っても良いと思います。

あとは、布やレース、チュール、リボンなどを使い、デコレーションするだけ。
おむつケーキは「あとから簡単に分解出来る」ように、セロテープや両面テープなどで留めるのがオススメです。寂しい場合は、造花なども役立ちますよ。

私はデコレーションに使う小物も、ベビー用のおもちゃや小物、靴下などを選んでいます。
それぞれに選んで単品で贈ったら、使う使わないや好みもある紙おむつやベビーアイテムですが、おむつケーキにしてしまえば、「立派」に見えてしまうから不思議。
親しい間柄だと、余ったおむつやおもちゃのパッケージなども一緒に渡すと良いです。

工作感覚で作れてしまう、おむつケーキ。
手にしたひとはみんな「存在は知っていたけれど、まさかウチに来るとは！」と喜んでくれます。わざわざ自分では作らない、もらって嬉しいギフトアイテム。
最後は、分解して使ってしまえるところも良いのではないかと思います。
「出産祝いを何にしよう？」と思ったら、手作りのおむつケーキはいかがでしょうか？