シナモンは好きですか?
シナモンロール、シナモンクッキー、シナモン入りのチャイなどみなさんが大好きなものばかりではないでしょうか。
実は、シナモンは美味しいだけではなく、からだにとっても、特に女子にとってうれしいことが盛りだくさんのスパイスハーブです。
それでは、シナモンの魅力をたっぷりとご紹介していきます。
シナモンとは?
シナモンは、クスノキ科ニッケイ属の常緑樹の若枝を天日で干したものです。
スティック状や粉末状、カット状にしたものを手に入れることができます。
シナモンの歴史は古く、紀元前2000年頃の古代エジプト時代にはすでに使われており、伝統医学としても用いられてきました。
奈良の正倉院薬物にも納められています。
現在でも、世界中で料理やお菓子に使われており、漢方薬などの医療の分野でも多く処方されています。
シナモンの作用
消化機能をアップさせる
胃腸を温め、「脾」の働きを良くし、消化機能をアップさせます。
食欲不振や消化不良、吐き気などに良いと言われています。
芳香性の健胃としても、漢方でよく使われています。
冷え症の人におすすめ
シナモンは血液循環を高めることから、風邪や冷えからくる胃腸の不調に有効です。
また、からだを内側から温めるので、冷え症の女性には特におすすめです。
抗菌・抗ウィルス作用も期待
シナモンには、精油が含まれており、この精油中の桂アルデヒドやオイゲノールに、抗菌、抗真菌、抗ウィルス作用があるといわれています。
女性特有の不調に効果的
シナモンは、からだを内側から温め、月経痛やPMS(月経前症候群)などの、女性特有の不調にも効果的です。
美容、エイジングケアにも
毛細血管を強化すると考えられており、毛細血管周囲の外皮細胞を守る働きから、最近では美容やエイジングケアの分野でも注目されています。
また、最近の研究では、シナモンに血糖値をコントロールする作用があるとの報告もあり、今後のシナモンの動向に注目です。
なお、シナモンは、妊娠中の使用は控えてください。
積極的に摂ることはせず、どうしても摂取したい場合は、かかりつけのお医者さんにご相談ください。
シナモンの使い方
シナモンは、スティック状のものや、パウダー状のもの、スティック状のものをカットしたものが市販されています。
料理、お菓子やパン、お茶などいろいろな用途で使うことができます。
毎日少しずつ、様々な方法で取り入れると、無理なく続けることができます。
コーヒーと共にカフェラテスタイルで
紅茶にシナモンは、チャイなどでお馴染みですが、コーヒーとシナモンもとてもよく合います。
いつものようにカフェラテを作ったら、シナモンパウダーをふりかけるだけです。
牛乳を豆乳にすると、あっさりとした風味になります。
コーヒーショップで置いてあるシナモンパウダーもぜひ活用してみてくださいね。
冷え症の方はぜひお試しください。
焼き菓子やパン
シナモンクッキーやシナモンロールなど、お菓子やパンとの相性は間違いなし。
トーストに、シナモンとはちみつをかけるだけのお手軽スイーツはいかがでしょうか。
また、オレンジやリンゴ、バナナなどのフルーツとも相性が良いので、デザートにもおすすめです。
スパイスティーでからだぽかぽか
インドのチャイが、スパイスティーの代表格。
お家で作るなら、紅茶やほうじ茶、ルイボスティーなどのお茶に生姜やクローブ、スターアニスなどのお好みのスパイスを加えて煮出し、シナモンパウダーをかければ、からだが芯から温まるお茶のできあがりです。
スパイスワインで秋を楽しむ
スパイスティーと同じスパイスで、お茶を赤ワインに替えるだけ。
ワインにスパイスを漬け込み、好みの味や濃さになったら、できあがりです。
温めて(沸騰しない程度)はちみつを加えると、ホットワインとしてこれからの季節にぴったりです。
おすすめのシナモンの使い方
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皮ごとローストバナナ
皮ごとバナナをローストすることで、甘さが倍増!!
ここに、シナモンパウダーをかければ、ヘルシーなおやつのできあがり。
お子様にもおすすめですよ。
材料
バナナ…1本
シナモンパウダー(砂糖入り)…適量
作り方
- バナナはへたを落として、皮に1本切り込みを入れておきます。
- トーストにアルミホイルをしいて、バナナをのせ、250℃で表側5分、裏返して5分、皮が黒くなるまで焼きます。
- やけどに気をつけて、皮をむき、シナモンパウダーを振ったらできあがりです。
シナモンパウダーに砂糖が入っていなければ、はちみつをかけるととても美味しいです。
また、メープルシロップやココナッツオイルなどをかけるのもおすすめです。
これから寒くなっていく秋のおやつにいかがでしょうか。
美味しく、からだも元気になるシナモンで、食欲の秋を楽しんでくださいね。