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【レシピ】きのことホタテのバター炒めでおいしく疲労回復

足立洋子の体がよろこぶおいしいご飯

きのことホタテのバター炒め

先日新年を迎えたのに、もう20日。今日は暦の上では大寒です。1年で一番寒い日と言われますが、ここ1ヶ月を乗り切ると少し陽ざしも暖かくなるでしょうか?
今日は旬のおいしいホタテをたっぷりつかった一皿をご紹介いたしましょう。

きのことホタテのバター炒め

材料と分量(2人分)
ホタテ 6~8個
しめじ・エリンギ・まいたけなど 合わせて200g
※市販のきのこは1パック約100g
バター 15g
オリーブオイル 大さじ1/2
ハーブソルト 適量
大さじ1
だし醤油 適量
作り方
  1. ホタテは殻をはずしてウロなどをとり、きれいにしておく。(生食用のむき身でも良い)
  2. しめじ、マイタケは大きめの房に分け、エリンギはお好みの大きさに割く。
  3. フライパンにバターとオリーブオイルを入れて火にかけ、バターがとけてきたら①のホタテを入れて焼き色を付け、続いて②のきのこに火を通す。
  4. 良い香りが立ってきたら、お好きなハーブソルトを振り入れ、お酒を入れて蒸し焼きにする。
  5. お好みで、食卓でだし醤油をかけて。

美味しい時期には積極的にホタテを!

ホタテは魚介類の中でも優秀な食材のひとつです。

①タウリンパワー

なぜカラダに良いかと言う理由の一つは「タウリン」にあります。
この「タウリン」の含有量は魚介類の中でもトップクラスです。
では、その「タウリン」とはいったい何でしょう。

「タウリン」は魚介類に多く含まれるアミノ酸の一種で、体内の不要物を排出し、慢性疲労や不眠の改善にも効果があります。解毒作用など、肝臓のさまざまな機能を強化してくれ、ほかにも心臓の血管を丈夫にして、目の疲労回復にも効果がある、疲れた体を内側から元気にしてくれる強い味方です。
牛肉、豚肉などの畜産物には非常に低い値でしか含まれていません。

又、「タウリン」は必要な時に必要な場所で作用し、必要でない時には体外に排出される物なので、過剰摂取しても副作用がないのだそうです。

②亜鉛パワー

ホタテでもう1つ、着目したいのはホタテ100g中2.7mg含まれる亜鉛の含有量です。私たちの体に必要不可欠なミネラルであり、ニキビや肌荒れを防ぐためには必須の成分。
亜鉛が不足してしまうと、皮膚細胞がスムーズに生まれ変われずに古い角質が残ってしまい、肌がごわついたり、シミが根深く残る恐れもあります。
又、髪の毛は蛋白質に寄って構成されていますから、亜鉛が不足すると髪の毛の成長にも影響が出てきます。
健康的な美肌・美髪を維持していくためにも亜鉛は強い味方だったのですね。

寒さで身のしまっている旬のおいしいこの時期に、ホタテを気軽に食卓に登場させてみてはいかがでしょうか。

料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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