さてさて、前回に引き続きかき氷です。
今年は某ドーナツショップでも発売され日本でもこのタイプのかき氷を目にする機会は多かったかと思うのですが、台湾でも「雪花冰(シエホアビン)」と呼ばれ、割とどこのかき氷屋さんでも食べることが出来ます。氷自体に味がついていてそれを削ってかき氷にします。氷の味はオーソドックスなミルク味に始まり、マンゴー、抹茶、杏仁、ピーナッツなどなどお店によって様々なフレーバーがあります。
名前の通り、見た目はふかふかの雪のよう。スプーンをさしたときの感触も口に入れたときの食感もとてもふんわり。見た目の通りです。
写真は台北にある「夏樹甜品」の「杏仁雪花冰」。杏仁風味の氷の中には3種類のトッピングが入っています。これもいくつかの種類から選べこの日ははと麦、白きくらげ、ピーナッツの3種類にしました。
それからこちらは集集という街に行ったときに食べた雪花冰。抹茶風味です。
「大椀公」というお店のものなのですが、このお店はチェーンのようで結構台湾のあちこちで見かけました。大人数で注文するとものすごく大きな器で出してくれるが目玉のようなのでいつかチャレンジしてみたい!
というわけで色々とこの夏はかき氷を食べ歩いた訳ですが、なかでも印象に残っているのはこのかき氷。
台東の花蓮にある「五霸焦糖包心粉圓」というお店の「五霸包心粉圓焦糖練乳刨冰」です。こんなかき氷、生まれてはじめて見た!
氷をあえてぺたぺたと平らにし、たっぷりのカラメルソースとたっぷりの練乳で仕上げてあります。そして中には包心粉圓という中に餡が入った大きなタピオカに豆花、仙草、紅豆、緑豆とまたしても具沢山。
ほんと台湾のかき氷はすごいなぁ。
一口目はちょっと甘いかも、と思ったけれど段々氷が溶けてくると液体はキャラメルミルクの味。美味しくないはずがありません。しみじみと美味しさに浸りながら最後の一滴まで飲み干して今回もごちそうさまでした。
どんどんカラメル色に染まる真っ白な氷。このあと練乳で格子模様を描いて完成。ちなみにお値段は50元(約170円)。安い!